校費留学制度
本学では、毎年卒業年度生から希望者を募る校費留学制度を設けています。必要な渡航費・学費(1年間分)は本学が支援します。
※国際情勢等により中止となる場合があります。
アメリカやヨーロッパなど、医療・福祉先進国の専門学校や大学へ留学し、キュアやケアの技術・思想の違いに触れるとともに、 異文化での研究活動に接することで、既成の発想の枠を超えたエキスパートの育成を目的としています。(厳正なる審査のうえ対象者を決定します)
『校費留学生』参加者の声
【留学先】Portland Community College(U.S.A.)
留学で、人生が大きく変わった
僕は今、留学を継続して、アメリカでパラメディック(Paramedic)の資格取得とともに、取得後現地での就職をめざして学んでいます。
パラメディックは日本の救急救命士に該当する資格で、扱える薬剤の種類や処置範囲が日本より広く高度な知識・技術が求められます。そうした日米の制度差は様々ありますが、患者さんの状態を悪化させることなく速やかに搬送するという根本は変わりません。日米の共通点と違いを知り、考え方の幅を広げるという視点を大切にして学んでいきたいと思います。
校費留学に参加して、本当よかったと思います。
留学を通じて、人生が180 度変わった。
自信をもってそう言い切れるくらい充実した日々です。多様な価値観や常識に触れることで視野が大きく広がり、これまでの常識にとらわれない思考ができるようになりました。そのことが選択肢、ひいては自分の可能性を広げてくれるのです。英語で医療の知識を身につけたこと以上に、人間として大きく成長できたのが留学の一番の成果だと思っています。
学生時代に得た「チーム医療」が
強みになった
英語で専門知識を修得することは、もちろん簡単ではありません。
とくに留学初期の段階は、英語力の向上に努めなければなりません。しかし、わからないことがわかるようになるという面白さも留学の醍醐味です。
アメリカで基礎医学などの科目を学ぶとき、非常に役立っているのが在学時に得た知識です。言葉は英語ですが、日本で基礎知識を修得していると、現地での理解がスムーズになります。また、学生時代に得た「チーム医療」という視点を得たことも強みになっています。
アメリカにもチーム医療の考え方はあります。たとえば、搬送先の病院を決めるとき、患者さんの病態把握とともに、その後の治療プロセスも想定できなければなりませんから、他職種の内容を理解しておくことが不可欠です。こうした視点を日本で身につけていたことが、現地で学ぶうえでのベースになっています。
将来のビジョンは、アメリカでパラメディックとして実務経験を積み、ゆくゆくは帰国して、日本の救急医療の発展に貢献する仕事に就くことです。『校費留学制度』がなければ、こうしたビジョンを描き、留学することはできませんでした。とても感謝しています。
校費留学先例一覧
※下記の一覧は、留学生を受け入れている海外教育機関の例です。
救急救命
- Oregon Health and Science University (Portland,U.S.A.)
- Allied Health Programs Emergency Medical services Paramedic Education - Eastern Illinoi University (Charleston,U.S.A.)
高度臨床工学
- Oregon Health and Science University (Portland,U.S.A.)
- Clinical Laboratory Science / Medical Technology - University of California,Los Angels (Los Angels,U.S.A.)
- Hamburg FH Medizintechnik (Hamburg,Germany)
高度看護/高度看護保健/実践看護
- University of California,Los Angels (Los Angels,U.S.A.)
- California State University (Long Beach,U.S.A.)
- Oregon Health and Science University (Portland,U.S.A.)
- City College of San Francisco (San Francisco,U.S.A.)
- Santa Monica College (Santa Monica,U.S.A.)
- Monterey Peninsula College (Monterey,U.S.A.)
高度理学療法/理学療法
- University of Southern Calfornia (Los Angels,U.S.A.)
- University of California,Long Beach (LongBeach,U.S.A.)
- Loma Linda University (LomaLinda,U.S.A.)
- Colorado University (Denver,U.S.A.)
- Mayo School of HealthRelated Sciences (Los Angels,U.S.A.)
- Queen's University (Kingston,Canada)
- The University of British Columbia (Vancouver,Canada)
- University College London (London,England)
- University of Melbourne (Melbourne,Australia)
- School of physiotherapy - Lund University (Lund,Sweden)
高度作業療法/作業療法
- University of Southern Calfornia (Los Angels,U.S.A.)
- Loma Linda University (Loma Linda,U.S.A.)
- Columbia University (New York,U.S.A.)
- New York University (New York,U.S.A.)
- University of Toronto (Toronto,Canada)
- Queen's University (Kingston,Canada)
言語聴覚
- Oregon Health and Science University (Portland,U.S.A.)
- The University of British Columbia (Vancouver,Canada)
- School of Audiology and Speech Science - University of Toronto (Toronto,Canada)
- University of Melbourne (Melbourne,Australia)
- Lund University (Lund,Sweden)
アスレティックトレーナー/スポーツトレーナー
- Indiana State University (Terre Haute,U.S.A.)
- University of Florida (Florida,U.S.A.)
- Central Michigan State University (Mount Pleasant,U.S.A.)
- Calgary University (Calgary,Canada)
- The University of British Columbia (Vancouver,Canada)
- University of Windsor (Windsor,Canada)
精神保健福祉士
- University of Washington (Seatle,U.S.A.)
- School of Social Work - University of Alberta (Edmonton,Canada)
- University of Manitoba (Winnipeg,Canada)
- New York University Medical Center Department of Psychiatry and Psychology Service (New York,U.S.A.)
- Stockholm University (Stockholm,Sweden)