言語聴覚士を目指す専門学校(東京)
リハビリテーション分野 言語聴覚学科
- 昼間部/2年制/9:00~17:50 ※週・曜日によって時間帯が異なる場合があります。
【出願資格】大学卒業または卒業見込者 、高度専門士称号取得または取得見込者
- 『国家資格 合格保証制度』
- 『完全就職保証制度』
- 『給与保証制度』
学びのポイント
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1理系・文系出身者ともに
学んだ知識を活かせる2年制!言語や心理系科目などを学ぶ授業が多いですが、科学的、論理的な思考力が求められる職種でもあるため、理系出身者にも適した領域。医療の勉強が初めてでも十分に対応できるカリキュラムです。
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2大学医学部と同じプログラム
OSCE(客観的臨床能力試験)を実施病院実習前後に実際の治療現場と同じ条件のもとで模擬患者に対して問診や検査を行い、修得した技術を振り返るとともに接遇についても学びます。
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3ひとり一人に合せた個別指導で
国家試験を徹底対策1年次より国家試験の過去問題に取り組み基礎を固めます。また定期的な模試で苦手分野の分析を行います。ひとり1人の学習進度に合せた指導で合格へと導きます。
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4リハビリテーション病院や老健施設…
実績と信頼による幅広い求人介護保険領域へ活躍の場が拡大しており、幅広い分野から求められる言語聴覚士。こうした状況を受け、本学に寄せられる求人数も毎年増加しており、全員が希望の就職を実現しています。
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5多種多様な検査道具を網羅!
検査の本質を学べる学内実習環境相手の症状・年代によって多様な検査機器を使い分ける必要があります。本学では、多種多様な検査道具を設置した学内環境で専門知識に裏打ちされた対応力を身につけることができます。
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6経験豊かな特別講師が直接指導
「特別講義」各分野から経験豊かな最前線の特別講師が教壇に立つ『スペシャルゼミ』・『T.O.L.講義』。業界のプロから直接学ぶことで、最新の動向を常にキャッチできるのがこの授業の特長です。
経験豊かな特別講師が、最新の業界動向を直接指導!
- 理想の自立支援とは リハビリテーションの未来像 新しいリハビリテーションの創出
- 認知機能に障害を持つ人々に対する災害リハビリテーション
- 摂食嚥下医療の展望と関係法規 など
専攻
言語聴覚訓練の代表的な領域を、専門的に追及する独自の3専攻で深く学ぶ。 最終年次で、選べる専攻!
言語聴覚訓練の代表的な領域を、専門的に追及する独自の3専攻で深く学ぶ。
子ども発達専攻
発達途上にある小児の言語・コミュニケーション能力向上を図るためのスキルを専門的に学ぶ。
摂食嚥下(えんげ)専攻
食べる機能の回復について専門的に学び、摂食・嚥下障害の患者さんにおける食事の工夫や訓練内容の習熟を目指す。
認知機能専攻
記憶や思考、知能、きこえといった知覚などを指す「認知」。
各種機器を用いた検査方法を修得して、日々情報が更新される認知機能の分野で小児から高齢者まで全世代に対応できる深い知識・技術を持った言語聴覚士を目指す。
言語聴覚学科の
学びのステップ
学びのステップ
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STEP1
1年次基礎医学・臨床基礎
基礎医学(前期)と多様な検査法(後期)の学習を実施。見学実習では1週間かけて現場に出向き、言語聴覚士の仕事内容を学んでいきます。
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STEP2
2年次臨床実習・実践力・国家試験
実践実習を通して、言語聴覚士が対応する様々な検査や訓練を総括的に学習するほか、専攻教育と国家試験対策に取り組みます。
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言語聴覚士(国家資格)
小児から成人、高齢者まで。リハビリテーション部門を中心に、医療・福祉・教育の現場で活躍。
臨床実習
学内で学んだ知識・技術を臨床の場で活用し、対象者の障害を適切に評価・診断する能力を養います。また対象者やその家族、関係する人々への関わり方や適切な援助の仕方を学び、言語聴覚士として正しい態度を身につけていきます。
※臨床実習の時期・期間・内容はカリキュラムにより変更されることがあります。
臨床実習:実施時期
1年次・後期 見学実習(10日間)
2年次・後期 臨床実習(50日間)
カリキュラム
ピックアップ
幅広く小児領域も対応する 「言語発達障害学」
小児領域の学びも充実。子どものことばに対する訓練を行う言語聴覚士が発達障害に対応する専門家としても期待が寄せられています。
増加する高齢者への対応 「構音・嚥下障害学」
高齢者の患者さんが増加する現代。中でも飲食のときに唾液や食物が誤って気道に入ることで誤嚥性肺炎を患う高齢者が急増しています。嚥下機能の維持・向上を実践的に学びます。
理学療法士・作業療法士との 「チーム医療・リハビリテーション」
理学療法士や作業療法士と治療にあたる言語聴覚士。様々なアプローチがあることを知るため、本学では理学療法士・作業療法士の専任教官からもリハビリテーションについて学びます。
言語聴覚士養成課程用の臨床能力試験 「OSCE(オスキー)」
模擬患者に対して、臨床現場と同じように検査を行う「OSCE(客観的臨床能力試験)」。実習前に徹底して行い、声掛けのコツや検査手順について整理し、対応力を身につけます。
目には見えない 「高次脳機能障害学」
脳の損傷により、記憶・注意・行動・言語・感情などの機能に障害がでる「高次脳機能障害」。脳の機能を理解しながら、言語聴覚士としての適切な対応方法について学んでいきます。
NPO法⼈と連携した⾒学実習
⾸都医校の校舎内では、NPO法⼈「⾔語障害者の社会参加を⽀援するパートナーの会 和⾳」が「ことばの相談室」を開室しています。ここでは、⾔語障害のある⽅のための会話サロンを開催します。
学⽣は実習の⼀環としてサロンに参加し、現役の⾔語聴覚⼠の指導を仰ぎながらコミュニケーションの⽀援技術を学んでいくことができます。
現場での⾒学実習は本学ならではの実習です。
資格/就職
資格・就職に責任を持つ保証制度
首都医校では臨床経験豊富な教官による「実践指導」から、実績と経験を持つ専門家による「資格試験対策」「就職指導」まで、ひとり1人に合せ徹底バックアップ。万が一に備えた独自の3大保証制度『国家資格 合格保証制度』『完全就職保証制度』『給与保証制度』と、卒業生が転職や再就職したいときにバックアップする『生涯バックアップシステム』も導入しています。
希望者就職率
資格
- 受験し合格することにより取得可能
- 福祉住環境コーディネーター
- 手話技能検定
- 認知症ケア准専門士
- メンタルヘルス・マネジメント検定
- 認知症ライフパートナー検定
- 講習を受講することにより取得可能
- パラスポーツ指導員(初級)(学内講習受講により取得可能)
- 音楽療法カウンセラー(学内講習受講により取得可能)
- 赤十字救急法救急員(外部講習受講により取得可能)
- 防災士(外部講習受講により取得可能)
就職
言語聴覚士の活躍のフィールド
「総合病院・大学病院」、「リハビリテーション病院」、「小児科病院」、「脳神経外科病院」、「介護老人保健施設」、「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」、「障害者(児)支援施設」、「児童福祉施設」、「教育機関」など、リハビリテーション部門を中心に採用が活発化。成人や高齢者だけでなく、障害児施設などでも活躍が期待されている。
主な就職先
上尾中央総合病院、磯子中央病院、板橋中央総合病院、伊東市民病院、茨城西南医療センター病院、岩手県立療育センター、大宮共立病院、春日部中央総合病院、蒲田リハビリテーション病院、川崎協同病院、杏林大学医学部附属病院、清川病院、圏央所沢病院、五反田リハビリテーション病院、埼玉医科大学国際医療センター、彩の国東大宮メディカルセンター、埼玉みさと総合リハビリテーション病院、埼玉成恵会病院、埼玉石心会病院、さがみリハビリテーション病院、桜ヶ丘中央病院、座間総合病院、366リハビリテーション病院、JR 東京総合病院、昭和伊南総合病院、湘南鎌倉総合病院、城北病院、新越谷病院、新戸塚病院、新山手病院、新天本病院、新百合ヶ丘総合病院、諏訪中央病院、聖テレジア病院、世田谷記念病院、総合東京病院、多摩丘陵病院、多摩川病院、千葉市社会福祉事業団、千葉県千葉リハビリテーションセンター、千葉西総合病院、千葉大学医学部附属病院、鶴巻温泉病院、東海大学医学部付属病院、東京北医療センター、東京リハビリテーションセンター世田谷、東葛病院、戸田中央リハビリテーション病院、戸田中央総合病院、中野共立病院、流山中央病院、名戸ヶ谷病院、新座志木中央総合病院、西横浜国際総合病院、日本音声製作者連盟、日本赤十字社医療センター、日本聾話学校、練馬リハビリテーション病院、原宿リハビリテーション病院、原田病院、東戸塚記念病院、東川口病院、平和台病院、牧田総合病院、松戸リハビリテーション病院、みどり野リハビリテーション病院、明理会中央総合病院、武蔵嵐山病院、山梨リハビリテーション病院、友愛記念病院、湯村温泉病院、横浜なみきリハビリテーション病院、横浜旭中央総合病院、緑成会病院、和光リハビリテーション病院 他
言語聴覚士ってどんな仕事?
⾔語聴覚⼠とは
⾔語聴覚⼠とは、障害や病気によって⾔語によるコミュニケーションに問題を抱える⽅々をサポートする仕事です。
⾔語に関係する聴⼒や発声などの機能を検査し、適切な対処法を⾒つけ出して訓練・アドバイスを⾏います。専⾨性が⾼く、⼈々の健康に関わる職業のため、国家試験の取得が必要です。
コミュニケーションに重要な「⾔語」を⽀える⾔語聴覚⼠は、医療や介護分野ではもちろん、看護、福祉、教育など、幅広い分野で活⽤できるのが魅⼒。また、直接患者さんから感謝をいただけたり、少しずつ回復に導けたりといった点も、⼤きなやりがいです。
⾔語聴覚⼠になるには
⾔語聴覚⼠の資格取得の流れ
⾔語聴覚⼠の国家資格を取得するには、まず国が指定した専⾨学校や⼤学で学ばなければいけません。卒業後に受験資格を得ることができ、国家試験に合格できれば⾔語聴覚⼠として働くことができます。
⾸都医校ならではの国家試験対策
⾸都医校では、国家資格の取得に向けて1年次から国試対策をスタートします。夏休みから過去問の解説を作成したり、1年次後期から模擬試験を⾏ったりなどで、早期から万全の準備をします。
2年次からは、全19回に渡る模擬試験を実施。PCや携帯でいつでもどこでも取り組める「国家試験過去問ドリル」も使えます。さらに国試直前になると、科⽬別集中補講とマンツーマン補講で徹底的な指導をします。
このように、⾸都医校ならではの充実した⾔語聴覚⼠国家試験対策により、全国平均を⼤きく上回る⾼い合格率を誇ります。
言語聴覚士を目指す皆さんへ
メッセージ
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教官多様な講義・実習を通して、患者さんと共に歩める言語聴覚士を育てます。北島 由紀
元 自治体障害児福祉センター/言語聴覚士北島 由紀
元 自治体障害児福祉センター/言語聴覚士多様な講義・実習を通して、患者さんと共に歩める言語聴覚士を育てます。私は、自治体の障害者福祉センターにて、幼児を対象とした言語聴覚士をしていましたが、言語聴覚士は、子どもから大人まで、言葉によるコミュニケーションや摂食嚥下に問題のある方達が、その人らしい生活を送れるよう支援する専門職です。患者さんひとり一人の背景に合せた支援プログラムをつくり、小さな変化を見逃さず、患者さんと共に一歩一歩前進する、とてもやりがいのある仕事です。患者さんとの出会いがあなたの学びを深めます。首都医校の言語聴覚学科は多様な講義・実習を通じて、人間性豊かな即戦力を育成します。
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卒業生実習での出会いを通じて、必ず言語聴覚士になる、と決意した。古川 あゆ美
公益社団法人 地域医療振興協会 東京北医療センター/言語聴覚士古川 あゆ美
公益社団法人 地域医療振興協会 東京北医療センター/言語聴覚士実習での出会いを通じて、必ず言語聴覚士になる、と決意した。首都医校は実践から学ぶ授業が多く、実際の失語症の方と面談させていただく授業がありました。まだ失語症の知識が少しついたばかりの頃でしたが、最後に「あなたと話せて良かったよ」と力を振り絞って伝えてくださったのです。自分の気持ちが通じた!それがとてもうれしく、このとき、どんなに大変でも必ず言語聴覚士になると決意しました。現場に出た今でもこのときの気持ちはずっと残っています。今まで普通にできたことができなくなっているのが患者さんです。その辛さを理解し、メンタルケアも大切にできる言語聴覚士でありたいと思います。
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卒業生「チーム医療教育」で他職種の視点も学ぶことができる。新井 唯
新井 唯
「チーム医療教育」で他職種の視点も学ぶことができる。⾔語聴覚⼠を⽬指そうと考えました。
⾸都医校は新宿駅⻄⼝から徒歩3分と、⾬に濡れず通うことができる⽴地。他の学科が多く、他職種の視点を学べ「チーム医療」を学べるのも魅⼒に感じました。他の分野にも関⼼を持ちながら勉強に取り組んでいて、スキルをさらに磨き、多くの⽅に寄り添える⾔語聴覚⼠になりたいと思います。 -
卒業生離職後に⼊学するも、安定した環境で勉強に集中できた2年間でした。宍⼾ 菜々恵
清川病院/⾔語聴覚⼠宍⼾ 菜々恵
清川病院/⾔語聴覚⼠離職後に⼊学するも、安定した環境で勉強に集中できた2年間でした。別の仕事をしていましたが、⾔語聴覚⼠のおかげで祖⺟が再び話せるようになったのがきっかけで、⾔語聴覚⼠を⽬指すようになりました。学費サポートを活⽤して通学することができ、安定して勉強に集中できました。
就職指導の先⽣が、卒業⽣の⽣の声を参考にしてくださったこともあり、希望通りの就職先に内定。サポートし合える友⼈や先⽣⽅と全⼒で頑張れた2年間は、今後の⼈⽣の⼟台になると思います。
教育訓練給付(社会人対象)
社会人の皆さまへ
最大128万円の給付金を国が支給!
本学科は『教育訓練給付(社会人対象)』認定学科です。
【社会人対象】専門実践教育訓練給付金について
社会人経験者で要件を満たした場合、最大で2年間128万円がハローワークから支給されます。
「教育訓練給付制度」とは、厚生労働省より、働く人の主体的な能力開発の取り組みを支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。2024年10月から、「専門実践教育訓練給付金」が拡充されます。
【在職者・離職者対象】専門実践教育訓練給付金
- 支給額
- 最大で2年間128万円(下記①+②+③)
- 受講中:教育訓練経費の50%(年間最大で40万円)
- 修了後:教育訓練経費の20%が追加支給(修了日から1年以内に一般被保険者として雇用された又は雇用されている等の場合)(年間最大で16万円)
- 訓練前後で賃金が5%以上上昇した方(※):教育訓練経費が10%追加支給(年間最大で8万円)※2024年10月1日以降受講開始
- 対象者
- 在職者・離職者ともに初めて教育訓練給付金を受給の場合、雇用保険被保険者期間が2年以上
- ※2回目以降の受給の場合は雇用保険被保険者期間が通算3年以上
- ※離職者の場合、受講開始日が離職後1年以内
なお、給付金手続きは事前にハローワークで行う必要があるため、早めに入学相談室に問合せください。
言語聴覚学科によくある質問
Q⾔語聴覚学科を卒業後、どこで働くことが多いですか?
A総合病院・⼤学病院のリハビリテーション科や、リハビリテーション病院で働くことが多いです。
これまでの医療リハビリテーションにとどまらず、介護保険領域でも活躍の場が広がっています。看護や福祉の分野でも重要な役割を果たしていて、本学に寄せられる求⼈数も毎年増加しています。Qコミュニケーションが苦⼿でも⾔語聴覚⼠になれますか?
A特別に話術が巧みである必要はありません。相⼿の話を引き出すのが仕事ですので、相⼿が何に興味関⼼を持っているのかをよく観察し、テーマを選び、相⼿が答えやすいようにやり取りする⼒が必要です。
相⼿を楽しませるというよりも、相⼿を深く理解しようと努⼒できるかがポイントです。Q⾔語聴覚⼠以外で取得できる資格はありますか?
A専科を受講することにより、⼿話技能検定、福祉住環境コーディネーター、ケア・コミュニケーション検定、メイクセラピー検定などのさまざまな資格にチャレンジできます。