【校費留学者レポート】「夢は外国人でも安心して鍼灸や柔道整復の施術を受けられる治療院を開業すること」
名古屋医専では、毎年卒業年度生から希望者を募る校費留学制度を設けています。必要な渡航費・学費(1年間分)は本学が支援します。このたび鍼灸学科の杉山 侑桂里さんが校費留学を利用しタイで学ばれることが決まりました。
なぜ校費留学に挑戦しようとしたのか、また今後の目標について聞きました。
この学校を選んだ理由を教えてください。
柔道整復師の学校に通っている頃から、鍼にも興味があり、鍼灸師になるための学校を探していました。名古屋医専を選んだ理由は、短期集中講座「専科」でスポーツや美容分野も学ぶことができることに魅力を感じ、進学しました。
学校の制度や授業内容で学んでよかったこと、印象に残っていることを教えてください。
鍼灸院や病院勤務、独立開業など様々な経験をされている先生方から教えていただく授業は、基礎から臨床現場での内容までしっかり学べました。また、授業外の個別指導も納得するまで対応していただけ、本校に入って良かったと思いました。
校費留学にエントリーしようと思った理由を教えてください。
現在、柔道整復師として鍼灸接骨院で勤務していますが、外国人の方は来院されても日本の鍼灸に馴染みがないため、鍼灸治療はせずにマッサージしか受けられない方が多い現実を知りました。そこで世界中で認知度が高いタイ古式マッサージと鍼灸を掛け合わせることで、日本の鍼灸との距離を縮めることができるのではと考えました。
私は過去の留学経験から現地でしか学べないことがあることを実感しました。そのため、今回も留学して現地で学ぼうという結論に至りました。海外での経験が、選択肢の幅を広げ、医療の現場で活きると考えています。
校費留学を通じて、学びたいことや期待していることを教えてください。
私が目指す学校では、タイ古式マッサージのほか、リンパドレナージやオイルマッサージなど古くからタイに伝わる施術を学ぶことができます。柔道整復師として過ごした経験と、現在の鍼灸の知識を合わせるという、自分にしかできない学びがあると期待しています。
最後に将来の夢・目標について教えてください。
夢は外国人でも安心して鍼灸や柔道整復の施術を受けられる治療院を開業することです。現地で学び切った後は、鍼灸師また柔道整復師の知識や技術と、タイの伝統医療を掛け合わせた独自の施術を構築し、世界中の患者様に魅力的で安心して受けられる施術を提供する治療家を目指します。また、自身の治療院の開業だけでなく、私のような考え方を持っている方々の架け橋になるように精進いたします。
杉山 侑桂里さん、ありがとうございました!夢に向かって頑張ってください!