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JICA、青年海外協力隊、国境なき医師団など 海外で活躍する医療人によるオンライン国際看護演習を実施

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高度専門士看護学科には、国際看護専攻があります。看護の視点で世界の医療を学び、日本の医療の課題を見つけることで、視野の広い看護師を目指すことを目的としています。通年であれば、現地の病院を視察し、現地看護学生と交流を行っていますが、今年度は世界的な新型コロナウイルス感染拡大のため、本学では初となるオンラインでの国際看護演習を3日間にかけて実施致しました。

3日目は、海外で活躍する4名の医療人とZoomを繋ぎ、講義を行いました。

首都医校教員を経て、米海軍厚木基地クリニックにて日本人看護師として勤務されていた稲野知弥さん。勤務中に米国看護師資格(RN)を取得しています。講義では、在日米軍駐屯地における医療施設概要と活動について話していただきました。


JICAボリビア事務所で在外健康管理員(チリ兼轄)をされている竹原由美子さん。助産師の資格も持ちエルサルバドルに派遣、その後ボリビアでも活躍されました。その後講義ではボリビアのコロナの感染状況と、医療事情について話していただきました。


東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科で先端侵襲緩和ケア看護学分野に関わる碓井瑠衣さん。青年海外協力隊でブルキナファソへ派遣され、その後JICA技術協力プロジェクトの専門家としてセネガルへと、西アフリカで約8年間活動されていました。講義では、臨地での健康教育活動として、妊婦健診等の活動について話していただきました。

杉山結理さんは、青年海外協力隊産師隊員としてベナン共和国派遣され、その後国境なき医師団(MSF)に所属し中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国で活躍されました。国境なき医師団として臨地の医療事情と活動について話していただきました。


講義後の質疑応答では、「国際看護に踏みきったきっかけ」、「臨地と日本の医療の違い」など学生から質問があがりました。

最後に、これからの看護業界を担っていく学生たちに向けてメッセージをいただきました。「タイミングを大切にしてください。新しい土地での新しい挑戦には不安がつきものですが、タイミングはいつでもあるわけではありません。気持ちが向いた方に向かってみてください。一歩踏み出してみれば、それが道になります。」

海外で活躍を夢見る学生にとって、彼女らは憧れであり、直接聴けたことで学生のモチベーションにも繋がりました。このように首都医校の特別講義では各分野を知り尽くした業界トップの専門家が直接指導し、教科書からだけでは学ぶことができない最新の動向をキャッチできる実践的な授業を行っています。


首都医校では看護を始め、医療・スポーツ・福祉分野の体験入学を毎月行います。教育環境をぜひご自身の目で確かめてください。

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