大阪医専ニュース

【Vol.1 校費留学生の声】コロナウイルスによるアメリカでのオンライン授業

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本学では、アメリカやヨーロッパなど、医療・福祉・スポーツの先進国の専門学校や大学へ留学できる『校費留学制度』を設けています。必要な渡航費や入学金・学費(1年間分)を本学が支援し、毎年、卒業年度生から希望者を募ります。

この『校費留学制度』では、技術・思想の違いに触れるとともに、異文化での研究活動に接することで、既成の発想の枠を超えたエキスパートの育成を目的としています。

今回は、校費留学中のアスレティックトレーナー学科 2018年姉妹校の首都医校卒業 林 陽平さんより声が届きましたので一部紹介します。



こんにちは。アメリカ カリフォルニア州にあるMerced College(マーセッド大学)に留学中の林 陽平です。

カリフォルニアにも本格的に夏が到来し、毎日暑い日が続いています。日本の夏と違うのはセミの鳴き声と湿度が全くないことです。ですので、連日30度を超える真夏日が続いていますが、とても快適なアメリカの夏を満喫しています。

さて、最近のアメリカのコロナウイルスの状況ですが、感染拡大に歯止めがかからなくなっている状況です。8月2日時点でマーセッド市のコロナウイルス感染者は4,258人となっています。ただ幸いなことに、私の周りでは1人も感染者が出ていないので、今後共引き続き感染防止に努めていきたいと思います。

本題の勉強面についてですが、7月はとても充実したひと月であったと感じています。

現在私はhuman-biology(人間生物学)と体育系の科目の計2つの授業を受けています。私が通っているMerced Collegeでは理科系の科目は実験が必ず組み込まれており、普通の講義と実験の2つのパートに分かれています。現在は対面での実験が許可されていないので、パソコンを使い、Vertical-lab(研究室のポータルサイト)でオンラインにて仮想実験を行っています。あらかじめ得られたデータをもとにZoomを通じてディスカッションをするといった内容で、実際に実験をオンラインで行っている訳ではありません。少し風変わりな授業のかたちですが、いかなる状況においても対面授業と変わらないクオリティを提供してくれる学校や教授にはとても感謝しています。

また、毎日90分弱のZoomでのセッションが2回あり、山のように課題や試験が出されている状況でしたが、母校在籍時に生理学や解剖の授業を受けていたので基礎が頭の中に定着しており、毎日の授業についていくことができました。

授業のスタイルや周りの環境は変わっても、自分が今やるべきことに変わりはないので、コロナウイルスにより引き起こされた悪影響を言い訳にせず、今後も勉強に励んでいきたいと思います。

※写真はすべて在校時のものです。


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