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看護教育にもICTスキル!電子カルテMedi-EYEを活用した学内実習を実施

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大阪医専では、今年度から教育用電子カルテMedi-EYEを導入した学内実習を行っています。

Medi-EYEには患者基礎情報・診療録・経過表・内服・注射・検査結果の情報をはじめ臨床に近いレベルの症例が登録されています。

患者基礎情報画面

現在は多くの病院で電子カルテが導入されており、タブレットでリアルタイムに情報を入力しながら他職種とも連携していく業務フローが主流です。学生時代からICT教育を積むことで、医療現場でも即戦力として活躍できるスキルとなります。

授業では成人看護学実習Ⅲが進行中。今回は、肺がんで入院した患者さんを全員で担当。Medi-EYE上で毎日閲覧可能になっていく最新情報を各自収集し、整理・分析・評価し、看護計画を立てていきます。臨床に近いレベルの複雑な症例を当時と同じ時間進行で体験するため、現実に沿った対応が求められます。

これまでの経験をもとに意見交換をしながら看護計画立案

Medi-EYE上でレントゲン写真を確認

活用する学生は、

  「臨床実習では1人で1人の患者さんを担当しますが、Medi-EYEを使った学内実習では1人の患者さんに対して複数人で担当することで異なる目線での意見を多く聞くことができます。」

すでに実習の第二週目に入り、学生は退院後に必要なケアについて患者さんや家族にどのように説明するかパンフレットを作成し、方針を発表。意見交換をしながら看護計画を再度練り上げます。

これまで積み重ねた臨床実習の総まとめとして、技術や知識の整理をし、最後の統合実習を迎えられるよう準備をしていました。

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