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作業療法士を目指すなら大学?専門学校?共通点やどちらがいいかを解説

作業療法士を目指したいけど、目指し方がわからなかったり進路先に悩んでいたりしませんか?作業療法士を目指すには取得しなければいけない国家資格があり、大学や専門学校に通い一定以上の学習実績を収める必要があります。

今回は、作業療法士を目指せる大学と専門学校を比較し、それぞれの共通点やメリット・デメリットなどを紹介します。作業療法士を目指す方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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作業療法士になる方法

作業療法士になるためには、国家資格である「作業療法士」の取得が必要です。

作業療法士資格を取得するには、以下2つの過程を経る必要があります。

  • 作業療法士養成機関を卒業する
  • 作業療法士国家試験に合格する

それぞれの過程について解説します。

作業療法士養成機関を卒業する

作業療法士国家試験には受験資格が設けられています。試験を受けるには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣の指定する養成機関(専門学校・大学)に進学し、3年以上学習したあとに卒業していることが条件です。

そのため作業療法士になるためには、まずは指定の作業療法士養成機関のカリキュラムを履修し、養成機関を卒業する必要があります。

2024年度の作業療法士養成校一覧は以下から確認することができます。

>>作業療法士養成校一覧|日本作業療法士協会

3年以上のカリキュラムを履修

前述のように、作業療法士国家試験を受験するには、指定の養成機関で3年間以上のカリキュラムを修了することが条件として設けられています。そのため、作業療法士になるには最短でも3年かかります。

作業療法士国家試験に合格する

作業療法士として働くには、指定の養成機関を卒業後、作業療法士国家試験を受験・合格して作業療法士資格を取得しなくてはいけません。

「作業療法士」は名称独占の国家資格に分類されているため、資格保有者のみが作業療法士と名乗って働くことができます。

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作業療法士をめざすための「専門学校」と「大学」の違い

作業療法士を目指すには、作業療法士養成課程がある専門学校または大学を卒業しなければなりません。しかし、学費や設備、得られる学位など、専門学校と大学にはさまざま違いがあるため、どちらに進学するか悩む方もいることでしょう。

ここでは、専門学校と大学の違いについて解説するので、自分に合った進路を選ぶための参考にしてください。

学費

作業療法士養成機関を卒業するまでにかかる学費は、養成機関の種類や就学年限によって大きく異なります。

作業療法士養成機関は主に以下の3種類に分かれます。

  • 4年制大学の場合
  • 3年制短期大学の場合
  • 3年制・4年制専門学校の場合

それぞれの養成機関の学費について解説します。

4年制大学の場合

4年制大学の場合は国公立大学と私立大学によって学費が大きく異なり、国公立大学は250万〜270万円程度、私立大学は550万〜750万円程度です。

国立大学の学費は文部科学省令によって全国で統一されており、入学金が282,000円、年間授業料が535,800円です。公立大学の学費は、国立大学に準じて定められているため同程度になりますが、大学により差が生じます。

私立大学は国公立大学に比べて学費が高い傾向にあります。

参考:国公私立大学の授業料等の推移|文部科学省

3年制短期大学の場合

3年制短期大学の場合、学費は400万〜550万円程度です。作業療法士の養成機関に指定されている短期大学は私立のみになります。

3年制・4年制専門学校の場合

専門学校の場合は3年制と4年制に分かれ、3年制の学費は400〜550万円程度、4年制の学費は500〜650万円程度です。夜間コースを選択した場合、学費はそれぞれ100万円程度安くなります。

設備や環境・学習体制

作業療法士を目指せる専門学校では、資格を取得するための専門的な内容に特化しており、実技や実習を行う施設が充実している傾向があります。

作業療法士の仕事に直結する講義や臨床実習が多く組み込まれているため、短期間で実践的な知識やスキルを集中して学べるでしょう。

一方、大学は学校教育法によって設備基準が設定されているため、図書館や研究施設などの設備が充実しており、勉強に集中しやすい環境が整備されています。

また、作業療法士の専門知識だけなく、語学や経済学などの講義も受講できるため、より幅広い知識を身につけることができます。

得られる学位

専門学校卒業者は、3年制の場合「専門士」、4年制の場合「高度専門士」の学位が授与されます。

大学卒業者には「学士」の学位が与えられます。「高度専門士」または「学士」を取得した場合は、卒業後に大学院へ進学することも可能です。

入試方法

専門学校の主な入試方法は、以下の3つです。

  • 一般入試:学科試験を実施する一般的な入試方法
  • 推薦入試:高校の推薦状あるいは自己推薦書が必要な入試方法
  • AO入試:受験者の意欲や学校が求める人物像であるかを重視する入試方法

専門学校の入試には、明確な偏差値や難易度が設定されていません。一般入試では、学科試験だけでなく書類選考と面接を組み合わせて実施する学校が多いです。そのため、いずれの入試方法でも、学習意欲や人間性が重視される傾向があります。

大学の主な入試方法は、以下の3つです。

  • 一般選抜:学科試験を実施する一般的な入試方法
  • 学校推薦型選抜:高校からの推薦が必要な入試方法
  • 総合型選抜:大学が求める人物を選抜する入試方法

大学入試では、偏差値や難易度が定められており、一般選抜では学力を基準に合否が決まります。

国公立大学の場合、1次試験として大学入学共通テストを受験し、その後に大学が実施する2次試験を受けます。私立大学の場合は、大学が独自に実施する個別試験のみ、または共通テストの結果を踏まえて合否を判断するのが一般的です。

「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」では、学力試験だけでなく、書類審査や面接、小論文などから総合的に判断して合否が決まります。

卒業後の進路

専門学校では、仕事に直結する専門的な知識や技能を学ぶため、卒業後は作業療法士として就職するのが一般的です。

それ以外の進路として、大学への編入が可能な場合があります。専門学校から大学への編入基準は、「専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)の修了者」です。

一方、大学では、作業療法士以外の幅広い知識を学ぶ機会が提供されています。そのため、作業療法士として就職する方だけでなく、異なる業種や職種を選ぶ方も一定数いるでしょう。

また、大学院に進学し、作業療法士としての専門性をさらに高めることも可能です。
参考:大学への編入学について|文部科学省

大学と専門学校の共通点

大学と専門学校の共通点

作業療法士養成機関である大学と専門学校には、就学年限や学費、卒業時に得られる学位などに違いが見られますが、以下のような共通点もあります。

  • 知識や技術を取得できる
  • 作業療法士の受験資格を満たせる

それぞれの共通点について解説します。

知識や技術を取得できる

作業療法士養成機関に指定されている大学・専門学校では、作業療法士に必要なスキルを分身につけることができます。カリキュラムはそれぞれ異なり、資格取得を重視した内容や実習授業の多い内容など学校によってさまざまですが、最終的には作業療法士に必要な技術や技術を習得することが可能です。

作業療法士の受験資格を満たせる

指定の養成機関のカリキュラムを修了し学校を卒業することで、作業療法士の受験資格を満たすことができます。指定の養成機関であれば大学・専門学校を問いません。

作業療法士になるために大学を選ぶメリット

それでは、作業療法士になるためには大学と専門学校のどちらを選べばよいのでしょうか?以下では、大学と専門学校のメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。

まずは、作業療法士を目指せる大学のメリットである以下の4つについて解説します。

  • 幅広い分野の講義を受けられる
  • 将来の選択肢が広がる
  • サークルなどの活動がある
  • 専門学校卒より初任給が高い傾向にある

幅広い分野の講義を受けられる

大学では、専攻分野の講義以外にも一般教養科目や他分野の一部の講義を受けられます。このように、作業療法士に必要な知識や技術を学びつつ幅広い分野に触れることができるので、自分の視野を広げながら作業療法士を目指すことができます。

将来の選択肢が広がる

大学では幅広い分野の知識を身につけられるため、大学卒業後の選択肢には、作業療法士だけでなく他分野の就職先も入れることができます。

また、企業の提示する募集要項には、学歴が大卒以上であることを条件に入れていたり、大卒以上を優遇したりする内容が多くみられます。そのため、4年制の大学を卒業して「学士号」という称号を取得することで、就職活動を有利にしたり選択肢の幅を広げたりできる可能性があります。

サークルなどの活動がある

比較的、大学ではサークル活動やクラブ活動が活発におこなわれています。

このような課外活動は、学業以外にもさまざまな経験を育んだり学校内外の人脈を広げたりすることができます。また、履歴書には課外活動欄が設けられているため、就職活動においてアピールポイントのひとつにすることもできます。

専門学校卒より初任給が高い傾向にある

大卒の作業療法士と専門学校卒の作業療法士では、前者の方が初任給が高くなる傾向にあります。

大学病院や公立病院などは学歴に応じて給与に差が生じやすく、大卒の初任給は1万円程高く設定されていることが多いです。ただし、個人病院や福祉施設などではこのような差は見られにくいため、就職先によって異なります。

作業療法士になるために大学を選ぶデメリット

作業療法士を目指せる大学のデメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • 卒業に時間がかかる
  • 学費が高くなる

それぞれのデメリットについて解説します。

卒業に時間がかかる

大学を卒業するまでには4年かかりますが、専門学校では早くて3年で卒業することができます。このように、専門学校に比べると大学は作業療法士になれるまでに時間がかかるため、最短で作業療法士を目指したい方にとってはデメリットになります。

学費が高くなる

大学は、専門学校に比べて就学年限が長い分、入学から卒業までにかかる学費が高くなりやすいです。作業療法士を目指せる専門学校のなかには4年制の学校もありますが、「作業療法士養成機関の学費はいくら?」でも先述しているように私立大学に比べると学費は安い傾向にあります。

大学生活では学費以外にも家賃や光熱費、食事代、娯楽代などもかかるため、高額な費用を用意する必要があります。

作業療法士になるために専門学校を選ぶメリット

作業療法士を目指せる専門学校を選ぶメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 実践的な学習ができる
  • サポートが充実している
  • 同じ目標を持つ仲間と出会える

それぞれのメリットについて解説します。

実践的な学習ができる

作業療法士を目指せる専門学校のカリキュラムには、臨床実習の数が多く設定されており、在学中からプロの働く現場で仕事を体験することができます。

実際の現場で求められるスキルや考え方、動き方などを経験・理解できるため、実践的なスキルを身につけることができます。

サポートが充実している

専門学校は基本的に少人数編成であり、クラス担任制を導入している学校も多いです。講師は生徒一人ひとりと向き合う時間を設けられるため、生徒は勉強でわからないことをすぐに聞けたり、学校生活での悩みを相談しやすかったりなどクラス担任制ならではのメリットが得られます。

また、専門学校には作業療法士の求人情報が多く届いたり、業界とのつながりの強い学校ではつながりを活かした講習や実習活動、就職支援が受けられたりします。

このように、個々の悩みや特徴に応じた学習サポートや手厚い就職サポートを受けられることは専門学校の大きなメリットです。

同じ目標を持つ仲間と出会える

作業療法士を目指せる専門学校の多くは、医療・福祉業界の他の職種を目指せる学科も設立しています。そのため、同じ業界を志す仲間と支え合ったり刺激し合ったり切磋琢磨しながら学校生活を送ることができます。

作業療法士になるために専門学校を選ぶデメリット

作業療法士を目指せる専門学校のデメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • 幅広い分野を勉強するのは難しい
  • 講義や実習で忙しい

それぞれのデメリットについて解説します。

幅広い分野を勉強するのは難しい

専門学校のカリキュラムは作業療法士に必要なスキルの習得や資格獲得に特化して組まれています。作業療法士になるための講義が集中的におこなわれるため、途中で作業療法士以外の職種に方向転換することは基本的に難しいです。

他分野の学習をできないことは、作業療法士以外の職種も視野に入れている方にとってはデメリットとしてとらえられるでしょう。

講義や実習で忙しい

専門学校のカリキュラムは朝から夕方まで組まれていることがほとんどなため、プライベートに割く時間が限られています。大学に比べて自由度が低く、課外活動を楽しむ余裕はあまりないでしょう。

しかし、生徒のなかには時間を上手にやりくりして、サークル活動を楽しんだりアルバイトを両立させたりする方もいます。

作業療法士を目指すなら大学と専門学校どっちがいい?

作業療法士の専門学校

作業療法士を目指すうえで大学と専門学校で悩んでいる場合は、これから紹介するポイントを踏まえたうえで検討してみてください。

以下では、大学・専門がおすすめな人の特徴についてそれぞれ解説します。

大学がおすすめの人

大学がおすすめな人の特徴は以下の3つです。

  • 幅広い分野を勉強したい
  • 作業療法士以外の進路も考えている
  • サークルなどの学生生活も楽しみたい

大学では専攻分野以外の講義も受けられるため、学びの幅や卒業後の選択肢を広げることができます。また、就学年限が4年間と長く、ゆとりのあるカリキュラムが組まれているため、キャンパスライフや課外活動を楽しむ余裕もあります。

専門学校がおすすめの人

専門がおすすめな人の特徴は以下の3つです。

  • 作業療法士に特化した勉強をしたい
  • 早く働き始めたい
  • 実践経験を積みたい

専門学校のカリキュラムは作業療法士を目指すことに特化しているため、最短でプロになることができます。また、実習やインターンなどの実践的な授業が多く組まれており、卒業後は即戦力として活躍することができます。

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