東洋医療の専門学校なら医校・医専へ

現代日本で一般的に普及している西洋医療においては、化学薬品や医療機器、外科手術などを用いて即効性のある処置を行います。しかし、東洋医療では鍼やきゅうを用い、人間が本来持っている自然治癒力を高めることで治癒を図ります。同じ治療を目的とした医療行為でありながら、考え方やアプローチの仕方が異なるのです。

特に、東洋医療における「未病を治す」という考え方はその特徴を表わしています。東洋医療における「未病を治す」とは、半健康な状態を健康なレベルにまで回復させることを言います。予防医療にも通じる内容ですが、実際の「未病」の意味するところは予防医療で説明できるほど浅薄ではありません。東洋医療では、全身を見て、患者一人ひとりの体質や状態を捉え、治療を施します。患部だけを見る西洋医療とは、まさに考え方もアプローチも異なるのです。

専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専は、東洋医療の専門学校として鍼灸や柔道整復などの知識と技術を教授していますが、総合医療専門学校である強みを活かし、西洋医学についてもしっかりと基礎から学ぶ機会を設けています。専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専では、東洋医療の知識・技術だけでなく、西洋医療の素養も身につけ、あらゆる患者に対応できる治療者の育成を行っております。

また、最近では、東洋医療が身体に負担をかけない優しい治療法であることから、スポーツや福祉、美容現場においてもニーズが高まっています。総合医療専門学校としてスポーツ・福祉分野の学科を持ち、グループ校にモード学園を持つ専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専であれば、これらの分野について学ぶ機会も与えられます。このように専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専は、みなさんが希望する様々なフィールドで活躍できるよう万全のバックアップ体制を整えています。

東洋医療分野の仕事を目指せる学科

鍼灸学科

鍼灸学科

人間が本来持っている「自然治癒力」を引き出すべく、はり(鍼)ときゅう(灸)を使ってツボを物理的に刺激するはり師、きゅう師を養成。東洋医学と西洋医学を基礎から学び、患者に対応できる技術力を養います。

東洋医療分野で目指せる仕事に関する記事

東洋医療分野で活躍している首都医校・大阪医専・名古屋医専の卒業生

田口 義久さん

人に役立てば、心もお金も豊かになる

田口 義久さん/たぐち接骨院 勤務/柔道整復士/2012年卒業

塚本 修平さん

資格と就職の保証制度が入学に決め手。さらに技術を高めていきたい。

塚本 修平さん/はせがわ整形外科・鍼灸院ファースト 勤務/はり師・きゅう師/2014年卒業

主な内定先 ※抜粋(順不同)

  • 国立国際医療研究センター病院
  • 国立成育医療研究センター
  • 東京慈恵会医科大学附属病院
  • 千葉大学医学部附属病院
  • 埼玉医科大学病院
  • 日本医科大学付属病院
  • 順天堂大学医学部附属練馬病院
  • 日本大学医学部附属板橋病院
  • 東海大学医学部付属八王子病院
  • 聖路加国際大学聖路加国際病院
  • 獨協医科大学埼玉医療センター
  • 国家公務員共済組合連合会東京共済病院
  • 国家公務員共済組合連合会虎の門病院
  • 茨城県立こども病院
  • 川崎市立川崎病院
  • 厚木市立病院
  • 上尾中央総合病院
  • 板橋中央総合病院
  • 練馬総合病院
  • 戸塚病院
  • 榊原記念病院

東洋医療分野の仕事に関するよくある質問

東洋医療分野の仕事内容は?

東洋医療分野では、「精神を含めた身体のアンバランスが病気の原因である」と考えられています。そのため患部のみの治療ではなく、全身を見て一人ひとりの体質や状態を捉え、心身のバランスを整えるよう治療を施します。

治療には主に「鍼やきゅう、あん摩、生薬、漢方」などが用いられ、身体に負担をかけない優しい療法であることが特徴的です。自然界にある植物などによる作用を活用したり全身のツボを刺激したりすることで、人間が本来持っている”自然治癒力”を高め、幅広い疾病や症状の改善を図ります。

東洋医療分野の年収は?

東洋医療分野の年収は職業によって異なり、おおよその平均年収は「250〜500万円」です。職業別の平均年収は、鍼灸師の年収は約350〜450万円、あん摩マッサージ指圧師は約250〜430万円、柔道整体師は約350〜500万円、漢方医は約400万円〜450万円などが挙げられます。同じ職種であっても経験や技術力、働く地域、働き方などによって収入が変動するため、平均年収には人によって大きな差が生じる傾向にあります。

また、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整体師」などは独立開業の権限が認められている国家資格であり、それぞれ独立開業している方の平均年収は700〜1000万円です。なかには1000万円以上の収入を得ている方もいます。

東洋医療分野の仕事に向いている人は?

東洋医療分野の仕事には、「学習意欲の高い人」が向いています。

東洋医療は約2000年の歴史を持つ伝統医療であるうえに、医学の発展や時代の変化にともない現在も進化を続けています。専門的な基礎知識の習得はもちろん、進化を続ける医学や治療法に合わせて新しい知識や技術の習得も求められるため、常に向上心を持って学ぶ姿勢を持ち続けられる人に向いている分野です。

また、東洋医療は精神も合わせて全身と捉えることから、患者さんの精神状態や気持ちを適切に汲み取ることは治療において重要であるため、「コミュニケーション能力の高い人」にも向いています。

東洋医療に必要なスキルは?

東洋医療において、「コミュニケーションスキル」と「観察力」は必要なスキルです。

治療を進めるにあたって、患者さんの気持ちを汲み取ったり適切なやり取りをおこなったりするためのコミュニケーションスキルは欠かせません。患者さんの精神状態の確認だけでなく、患者さんとの信頼関係の構築においても重要です。

また、東洋医療分野では身体に大きな負担をかけない治療方法を用いるため、問診や診察では心身の状態を細かく観察する必要があります。治療の経過を確認においても状態の些細な変化に気づけるよう、観察力を養うことが大切です。

東洋医療分野に必要な資格は?

東洋医学分野にはさまざまな職種があり、国家資格の取得を必須とする職業もあります。

例えば、鍼灸師になるには「はり師」「きゅう師」と呼ばれる国家資格、あん摩マッサージ指圧師になるには「あん摩マッサージ指圧師」と呼ばれる国家資格、柔道整復師になるには「柔道整復師」と呼ばれる国家資格の取得が必須です。

また、医療行為として東洋医学を用いた治療を施す場合には、国会資格とは別に医師免許の取得が必要です。

東洋医療分野が活かせる就職先は?

東洋医療分野の主な就職先は目指す職種によって異なります。

例えば、鍼灸師の活躍場所は幅広く、「鍼灸院、接骨院、美容・エステサロン、スポーツ施設、介護・福祉施設」などが挙げられます。あん摩マッサージ指圧師は、「個人経営の治療院、医療機関、スポーツ施設、介護・福祉施設」に就職するほか、訪問マッサージを提供している方も多いです。柔道整復師の就職先には「整骨院・接骨院、医療機関、介護・福祉施設」があり、なかにはパーソナルトレーナーなどの資格を合わせて取得してスポーツトレーナーとして活躍する方もいます。

東洋医療のやりがいは?

東洋医療の最大のやりがいは「専門知識や技術を通して患者さんの心身によい変化を与えられ、喜んでもらえること」です。

東洋医療分野の職業においては、さまざまな理由から身体の不調を抱える患者さんが訪問します。なかには現在の医療では治療手段がなかったり未病扱いをされてしまったりなどして、原因不明な不調に悩みや不安を抱えている患者さんもいます。そのため、東洋医療の治療によって心身の症状が改善され、つらそうだった患者さんから嬉しそうに感謝してもらえたときは大きな喜びややりがいを感じられます。

このように、患者さんと心身の変化や症状が改善される過程を共有でき喜びを分かち合えることは東洋医療の魅力のひとつであり、仕事に対する意欲の向上にも繋がります。

東洋医療と西洋医療の違いは?

東洋医療と西洋医療は「治療方法」に大きな違いがあります。

東洋医療の治療では、自己治癒力を高めることによって心身のバランスを整えることを目的としており、鍼やきゅう、あん摩、漢方などを用いて身体の内側からアプローチする治療方法を主としています。

一方西洋医療では、病気の原因を排除することによって効率的かつ効果的に症状の改善を図ることを目的としており、手術や薬の投与などを用いて患部に直接アプローチする治療方法を主としています。診察では患者さんの身体を科学的に検査し、過去のデータから理論的に分析して患部を見つけだします。

西洋医療は別名「現代医学」とも言われており、現代ではほとんどの先進国で主流になっている医学です。