医校・医専の医療コラム / リハビリ・スポーツ

リハビリ・スポーツの専門学校なら医校・医専へ

「リハビリ(リハビリテーション)」というと、まず病院で行われる機能訓練を思い出すのではないでしょうか。ドラマや映画などでよく見かけるシーンです。確かにそれもリハビリですが、「リハビリ」とは単に訓練を指す言葉ではありません。機能訓練は何のためにするのか?それは、基本的な日常生活動作を取り戻すためであり、広い意味で社会生活を正常に営むためでもあるのです。つまり、病院の機能訓練というのはリハビリの一つでしかないのです。

リハビリとは、さまざまな障害を持った方が正常な社会生活を送れるように回復・訓練することを言います。そのためにさまざまなリハビリのアプローチがあり、それぞれにエキスパートとなる資格があります。職種によって対象は子供から大人、老人、トップアスリートまで、身体の障害から言語・聴覚・視覚の障害まで幅広く対応する必要があります。そのため、専門分野の知識だけでなく、医療全般についても幅広い知識が必要です。

専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専では、総合医療専門学校として職種を越えた学びの機会を提供します。さまざまなスポーツ・リハビリの分野で活躍する教官たちから直接学ぶことで、リハビリのエキスパートとして広い視野を養えるでしょう。また、専門学校の中でもトップクラスの充実した設備を備えているので、豊富な実習時間を確保し、専門学校在学中に現場即戦力のスキルを身につけることが可能です。

専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専は、あなたの「好きなこと」を仕事にする。そんな夢へのスタートを完全バックアップ致します。

リハビリ・スポーツ分野の仕事を目指せる学科

高度理学療法学科

高度理学療法学科

医師の指示のもと、障害のある患者の筋力や運動機能をテストし、その上で治療計画を立てて指導・訓練を行う。電気刺激、運動療法などで基本的運動能力の回復を図ります。

理学療法学科

理学療法学科

患者の社会復帰を促す理学療法士を養成。失われた機能を回復するために、運動療法や物理療法をはじめ、チーム医療に必要な人間性を修得します。

アスレチックストレーナー学科

アスレチックストレーナー学科

スポーツ選手がケガをしないよう、また競技で最大限力を発揮できるよう指導するアスレティックトレーナーを養成。スポーツ心理学や療法を学び、心身両面からサポートできる技術を修得します。

スポーツトレーナー学科

スポーツトレーナー学科

一般人を対象に、個人の体力や運動能力・目的に応じて特別なメニューを提供し、目標に向けて指導できるスポーツトレーナーを養成。理論と実践をバランス良く学び、健康の大切さを伝えられるプロを目指します。

視能訓練学科

視能訓練学科

弱視や斜視など視覚障害のある人に対して、検査や回復訓練を行う視能訓練士を養成。最新の眼科医療機器・検査機器を用意し、国家試験合格を見据えた理論と高度な技術、思いやりの心を磨きます。

言語聴覚学科

言語聴覚学科

失語症や聴覚障害など、言語や聴覚に障害を持つ人に対して、適切な検査や訓練・指導を行う言語聴覚士を養成。医療系科目、心理・言語系科目も学び、実践力と人間性を培います。

作業療法学科

作業療法学科

様々な作業や訓練により、社会生活に必要な運動能力や適応能力の回復を図る作業療法士を養成。最新施設・器具を使った豊富な実習により、チーム医療に必要な豊かな人間性を身につけます。

リハビリ・スポーツ分野で活躍している首都医校・大阪医専・名古屋医専の卒業生

黒田 健太さん

リハビリテーション専門職(3職種)が一体となって1人の患者さんを治療する

黒田 健太さん/愛仁会リハビリテーション病院勤務/作業療法士/2019年卒業

姜 月順(ジャン ウェシュン)さん

日本のリハビリ技術を母国に伝える夢を持つ

姜 月順(ジャン ウェシュン)さん/相澤病院勤務/作業療法士/2018年卒業

佐藤 三奈子さん

他学科とも交流できる充実の学び環境で、スポーツの難関資格を取得!

佐藤 三奈子さん/アスレック尾山台整形外科 勤務/アスレチックストレーナー/2014年卒業

長瀬亮昌さん

スポーツが好き、スポーツに携わりたい その気持ちがあればトレーナーになれる。

長瀬亮昌さん/関西学院大学ラグビー部 勤務/日本体育協会公認アスレチックストレーナー、はり師、きゅう師/ 2005年卒業

主な内定先 ※抜粋(順不同)

  • 国立国際医療研究センター病院
  • 国立成育医療研究センター
  • 東京慈恵会医科大学附属病院
  • 千葉大学医学部附属病院
  • 埼玉医科大学病院
  • 日本医科大学付属病院
  • 順天堂大学医学部附属練馬病院
  • 日本大学医学部附属板橋病院
  • 東海大学医学部付属八王子病院
  • 聖路加国際大学聖路加国際病院
  • 獨協医科大学埼玉医療センター
  • 国家公務員共済組合連合会東京共済病院
  • 国家公務員共済組合連合会虎の門病院
  • 茨城県立こども病院
  • 川崎市立川崎病院
  • 厚木市立病院
  • 上尾中央総合病院
  • 板橋中央総合病院
  • 練馬総合病院
  • 戸塚病院
  • 榊原記念病院

リハビリ・スポーツ分野の仕事に関するよくある質問

スポーツリハビリトレーナーになるには?

スポーツリハビリトレーナーになるための一般的なルートは、「高校卒業後、スポーツや保健、健康に関して学べる大学・短大・専門学校に進学した後、スポーツジムへの就職やスポーツ団体への所属をする」方法です。

スポーツリハビリトレーナーは、トレーニング・ストレッチや食事面などからスポーツ選手の身体管理やメンタルケアをおこないます。身体の構造・機能や栄養、心理に関する専門的な知識やスキルが求められるため、「運動解剖生理学や栄養学、スポーツ心理学」などを通して必要な知識を身につけておくことが大切です。

スポーツリハビリトレーナーの年収は?

スポーツリハビリトレーナーの平均年収は「約300万円」であり、日本の平均年収の458万円よりは少ない傾向にあります。ただし働き方や働く地域によって年収は異なり、なかには年収約800万円〜1000万円を稼ぐ方もいます。

年収アップを目指すには、スポーツリハビリトレーナーに役立つ資格を取得するほか、スポーツチームに所属する、プロのスポーツ選手やスポーツチームと専属契約をするなどの方法があります。また、日本に比べてアメリカのスポーツリハビリトレーナーの平均年収は倍の約600万円と高いため、日本で経験・実績を積んだ後、需要の高い海外に活躍場所を移す方法も有効的です。

スポーツリハビリトレーナーの仕事内容は?

スポーツリハビリトレーナーの仕事内容は、基本的に「ドクターやコーチと連携しながらスポーツ選手のリハビリテーションや心身のケアをおこない、身体機能の回復や選手としての復帰をサポートする」ことです。

具体的な業務は就職先や働き方によって異なりますが、主に「リハビリ・トレーニングのプログラム作成」「トレーニングの指導やサポート」「アイシングやテーピングのサポート」「栄養管理の指導やサポート」「病気や怪我の予防指導」「スポーツ外傷・障害を負った際の応急処置」「精神面のサポート」「鍼灸治療」「電気療法」などが挙げられます。

スポーツリハビリトレーナーに向いている人は?

スポーツリハビリトレーナーには、「人とコミュニケーションをとるのが得意な人」が向いています。

リハビリやメンタルケアをおこなうにあたって、スポーツ選手との信頼関係の構築は欠かせません。相手の思いや気持ちに寄り添い、適切なコミュニケーションで対応する力が求められます。また、提携するドクターやコーチとの円滑なやりとりも重要なため、選手の心身の状態や自分の考えなどをわかりやすく伝え、相手の話す内容や意図をしっかりと汲み取る力が必要です。

スポーツ選手の気持ちに共感しやすいことから、「スポーツ経験のある人」も向いています。

スポーツリハビリトレーナーは女性でもなれる?

スポーツリハビリトレーナーは男女問わず目指せる職業であり、女性もなることができます。実際に働いている人の男女比は6:4であり、スポーツリハビリトレーナーとして多くの女性が活躍しています。とくに、女性の身体的・心理的特徴に対する理解の深さから、女性選手や女性中心のスポーツチームに重宝される存在です。

ただしスポーツ業界は男性主導な傾向にあるため、女性に対する性別的な偏見や不平等さ、働きにくさを感じる可能性はあります。専門知識やスキルをしっかりと身につけて実務経験・実績を積み、スポーツ選手からの信頼と尊重を得られるよう努めることが求められます。

スポーツリハビリトレーナーに必要な資格は?

スポーツリハビリトレーナーにとって取得必須な資格はありませんが、取得することで業務に役立ったり、就職活動や昇進において有利になったりする国家資格・民間資格はいくつかあります。

スポーツリハビリトレーナーに役立つ資格のうち、国家資格では「理学療法士」「作業療法士」「柔道整復師」「はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師」などが挙げられます。とくに、柔道整復師とはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師には独立開業権があるため、自身の院を開業したい方におすすめの資格です。

民間資格では、「NSCA認定パーソナルトレーナー」「健康運動実践指導者」「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」「メディカルトレーナー」「アスレチックトレーナー」などが挙げられます。

自身の目指す働き方に合わせて必要な資格を取得するのがおすすめです。

スポーツリハビリトレーナーが活躍できる就職先は?

スポーツリハビリトレーナーは、プロチームや実業団などに所属して活躍しています。なかには、プロのスポーツ選手と個人契約したり、海外で活躍したりする方がいます。

また、スポーツリハビリトレーナーの就職先は幅広く、「スポーツジム、フィットネスクラブ、ヨガやピラティスのスタジオ、スポーツ選手の使用する道具などの開発に関わる企業、病院、整体院、福祉施設」などで活躍している方もいます。スポーツジムなどで専属のスポーツリハビリトレーナーとして勤務したり、医療系の国家資格を取得して医療機関に務めたり、企業や学校の指導をおこなったりなど、スポーツ業界にとどまらず数多くの場所で活躍できる職業です。

スポーツリハビリトレーナーのやりがいは?

スポーツリハビリトレーナーの仕事では、「リハビリのサポートをした選手が再び選手として活躍できた時」に大きなやりがいを感じることができます。選手としての復活は、業務の目的であることはもちろんですが、長く苦しいリハビリ期間を共有していることにより、選手だけでなく自分の目標にもなります。そのため、実現したときは自分のことのように嬉しさを感じられます。

また、リハビリやトレーニングを通して、相手との信頼関係を築けたり精神的な支えになれたりすることもやりがいに繋がります。自分が相手の役に立てていることや、相手が必要としてくれることを実感できるため、仕事に対する意欲や向上心も高まります。

スポーツリハビリトレーナーと理学療法士の違いは?

スポーツリハビリトレーナーと理学療法士の違いとして、主に「業務の目的・手段」と「資格の有無」が挙げられます。

そもそも理学療法士とは身体的なリハビリの専門職であり、怪我や病気などで身体に障がいのある人や障がいの発生が予測される人に対して、座る・立つ・歩くといった基本的な動作の改善をサポートし、自立した日常生活を送れるよう支援する仕事です。

一方、スポーツリハビリトレーナーは怪我や病気によって低下した身体機能を回復させるために、トレーニングやストレッチだけでなく栄養サポートやメンタルケアなどもおこないます。

また、理学療法士になるには国家資格を取得する必要がありますが、スポーツリハビリトレーナーになるうえで取得必須な資格はありません。