歯科衛生士の専門学校なら医校・医専へ

歯・口腔の健康は、口から食べる喜び、話す楽しみを保ち、身体的な健康だけでなく、 精神的、社会的な健康にも大きくかかわります。また、美容や健康に気を遣う人が増えている現代。歯への関心が高まるとともに、歯科衛生士や歯科助手の需要がどんどん大きくなっています。

首都医校の歯科医療学部では、患者さんの笑顔を引き出す歯科医療のエキスパート、「歯科衛生士」と「歯科助手」を育成。常に患者さんへの思いやりを忘れず、確かな技術を身につけ、歯科医院だけに留まらず、保健センターや老人保健施設、企業の診療所などでも活躍できる人材を育成します。

歯科医療分野の仕事を目指せる学科

歯科衛生学科

歯科衛生学科

歯科医療の重点が「治療」から「予防」へと変化する昨今。歯科衛生士には幅広い知識が求められます。現場と同じ最新の医療機器が揃う学習環境で、歯と口腔内の健康を正しく導く力を身につけます。

歯科医療分野で活躍している首都医校・大阪医専・名古屋医専の卒業生

朴星亜さん

最新の設備で高い知識・技術を修得!即戦力として活躍できるカリキュラムが充実。

朴 星亜さん/かすもり・おしむら歯科勤務/歯科衛生士/歯科衛生学科2021年卒業

黒木優美子さん

豊富な実習を通して、歯科衛生士としての将来像が明確に!

黒木 優美子さん/マロ・クリニック勤務/歯科衛生士/歯科衛生学科2020年卒業

主な内定先 ※抜粋(順不同)

  • 国立国際医療研究センター病院
  • 国立成育医療研究センター
  • 東京慈恵会医科大学附属病院
  • 千葉大学医学部附属病院
  • 埼玉医科大学病院
  • 日本医科大学付属病院
  • 順天堂大学医学部附属練馬病院
  • 日本大学医学部附属板橋病院
  • 東海大学医学部付属八王子病院
  • 聖路加国際大学聖路加国際病院
  • 獨協医科大学埼玉医療センター
  • 国家公務員共済組合連合会東京共済病院
  • 国家公務員共済組合連合会虎の門病院
  • 茨城県立こども病院
  • 川崎市立川崎病院
  • 厚木市立病院
  • 上尾中央総合病院
  • 板橋中央総合病院
  • 練馬総合病院
  • 戸塚病院
  • 榊原記念病院

看護分野の仕事に関するよくある質問

歯科衛生士になるには?

歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験に合格し資格を取得します。

歯科衛生士国家試験の合格率は例年90%を超えています。決して難易度が低いわけではなく、受験者の多くが学校でしっかり試験対策を行なっているため、このような高い合格率を維持しています。

歯科衛生士国家試験を受験するためには、厚生労働省が指定する以下の歯科衛生士養成機関で、3年以上の専門教育を受ける必要があります。

  • 専門学校(3年)
  • 短期大学(3年)
  • 大学(4年)

歯科衛生士が国家資格になったのは、平成13年からです。また、元々は修業年数が2年以上だったものが、平成16年の規則改定により3年以上に延長されました。

このようにさまざまな改定により、歯科衛生士の社会的な地位の向上や、資質向上が図られています。

歯科衛生士の年収は?

令和4年賃金構造基本統計調査によると、歯科衛生士の平均月収は28万2,700円です。

平均月収の12ヵ月分と、年間賞与その他特別給与額の平均43万2,300円を合計すると、歯科衛生士の平均年収は382万4,700円です。

上記は正社員として働いた場合の平均年収です。

契約社員の歯科衛生士の平均年収は311万円、パート・アルバイトの場合は149万8,670円です。

契約社員やパート・アルバイトで勤務した場合、全産業平均と同等もしくはそれより高い年収が期待でき、国家資格の所有が給与に反映されていることが分かります。

また勤務先別で見てみると、ほとんどの勤務先で年収300万円以上400万円未満の割合が最も多く、勤務先による年収の差はそれほど大きくないと考えられます。

(「歯科衛生士の勤務実態調査 報告書」15.歯科衛生士としての全ての年収(税込)を参考)

歯科衛生士の仕事内容は?

歯科衛生士は、法律で定められている次の三大業務を主に行います。

  • 歯科予防処置

主に、歯科の二大疾患と呼ばれる虫歯と歯周病を予防する処置を行います。

歯科衛生士は、フッ素塗布や、歯垢・歯石など口腔内の汚れを除去する機械的歯面清掃などによって、虫歯や歯周病の発生を予防するスペシャリストです。

  • 歯科診療の補助

歯科医師による診療のサポートを行います。

治療の一部を担当する、器具を準備する、患者さんへ口腔ケアの指導をするなど、幅広い業務があります。

  • 歯科保健指導

患者さんに、ブラッシングや口腔ケア用品の選び方などの指導を行います。

対象は患者さんにとどまらず、学校や保健センターなどより多くの人々へ口腔ケアや生活習慣に関する支援をするのも、歯科衛生士の仕事です。

歯科衛生士に向いている人は?

歯科衛生士に向いている人の特徴として、次のものが挙げられます。

  • 誰に対しても平等に接する人

歯科衛生士は、小さな子どもから高齢者までさまざまな人の歯の健康を守るのが仕事です。

年齢だけでなく、性別や性格、歯の健康状態など、どんな患者さんでも平等に接することができる人は歯科衛生士に向いていると言えます。

  • 手先が器用な人

歯間や歯肉溝(歯と歯ぐきのすきま)の汚れを除去するなど、歯科衛生士は小さく複雑な口腔内で作業を行います。

そのため、手先が器用であったり、細かい作業が得意な人に向いている仕事です。

「細かい作業があまり得意ではない」という人でも、実習でしっかりと技術を身に付けることで歯科衛生士を目指せます。

歯科衛生士に必要なスキルは?

歯科衛生士に求められるスキルには、次のようなものがあります。

  • 歯科や口腔衛生に関する知識や技術

歯の構造や口腔内の疾患に関する知識、機械的歯面清掃の技術など、歯科に関する基本的な知識や技術が必須です。

  • 協調性

歯科衛生士は、歯科医師とのチームワークで患者さんのケアを行います。

歯科医師の指示に従う、自分が今チームのすべきことを考えて行動するなどの協調性が求められます。

  • 集中力と忍耐力

口腔内の構造は複雑な上に繊細で、処置の方法が悪いと患者さんが強い不快感や痛みを感じる原因となります。

患者さんに配慮しながら手際よく処置を行うには、高い集中力と忍耐力が必要です。

歯科衛生士に必要な資格は?

歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験に合格して歯科衛生士免許を取得します。

試験を受けるには、歯科衛生士養成機関で3年以上の専門教育を受ける必要があります。

国家資格を取得すれば歯科衛生士として働けますが、スキルアップのために資格を取得する歯科衛生士も多いです。歯科衛生士に関連した資格には、次のようなものがあります。

  • 日本歯科衛生士会認定歯科衛生士

日本歯科衛生士会による認定資格で、生活習慣病予防や摂食嚥下リハビリテーションといった専門分野において水準の高い業務を実践できる歯科衛生士であることを証明します。

  • 日本歯科審美学会認定歯科衛生認定士

日本歯科審美学会による認定資格で、ホワイトニングや歯並びなどの歯科審美学において高水準な技術を持つことの証明となります。

歯科衛生士が活躍できる就職先は?

歯科衛生士には、さまざまな活躍の場があります。

  • 歯科医院

歯科医院は、歯科衛生士の就職先として最も一般的です。

歯科医院では歯科衛生士の基本業務を一通り経験できますが、中にはインプラントや矯正など特定の分野に特化した歯科医院もあります。

  • 病院

歯科医院の紹介で来た患者さんや、他の診療科目の患者さんをケアする機会が多く、難しい症例を取り扱う傾向にあります。時には、歯科以外の診療科目の知識も必要になる可能性も。

歯科衛生士としてスキルアップを目指したい場合におすすめの職場です。

  • 介護施設

高齢者は口腔機能の衰えにより誤嚥を引き起こしやすくなったり、食事が困難になったりするため、高齢者の口腔ケアの重要性が注目されています。そのため、介護施設での歯科衛生士の需要も高まっています。

歯科衛生士のやりがいは?

前出の「歯科衛生士の勤務実態調査 報告書」では、歯科衛生士の仕事にやりがいを感じている人は80%以上という結果が出ています。

具体的に、歯科衛生士には次のようなやりがいがあります。

  • たくさんの人の健康を守る

歯科衛生士は口腔内の疾患を抱える人をケアするだけでなく、健康を維持できるよう予防や指導もできます。このように、たくさんの人の口腔の健康を守ることができる仕事です。

  • スキルアップができる

歯科衛生士には数多くの認定資格があり、さまざまな分野でのスキルアップが望めます。

また、老年歯科や障害者歯科など、歯科が必要とされる領域は広がっているため、歯科衛生士が活躍できる場も今後拡大していくことが予想されます。

歯科衛生士と歯科助手の違いは?

歯科助手は、診療のサポートや受付事務などを主に担当します。

歯科衛生士のように国家資格を取得する必要はなく、無資格や未経験でも歯科助手になることは可能です。

ただし、歯科助手は診断や治療などはもちろん、患者さんの口腔内に手を入れることもできません。

歯科助手も保健指導をできるものの、口腔内に触れないため、患者さんの口腔内を見て一人ひとりに合った指導をするのは難しいと言えます。

このように歯科助手は、歯科衛生士と同じように診療のサポートを行えるわけではなく、できることに制約があります。

患者さんに十分なケアを行いたい場合は、医療業務も行える歯科衛生士をおすすめします。