「鍼灸師(はり師)になるには何年くらいかかるの?」「働きながら資格を取得できるの?」など、多くの方がそのような疑問を持っているのではないでしょうか。鍼灸師(はり師)は医療技術職として多様な分野で活躍できるやりがいのある職業です。
この記事では、資格取得までの道のり、最短ルートを詳しく解説します。また、学ぶための費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でおすすめする鍼灸師(はり師)専門学校は下記リンクからご覧いただけます。
>>>東京の鍼灸師・はり師専門学校をご覧になりたい方はこちら
>>>大阪の鍼灸師・はり師専門学校をご覧になりたい方はこちら
>>>名古屋の鍼灸師・はり師専門学校をご覧になりたい方はこちら
鍼灸師(はり師)には最短で3年でなれる

鍼灸師になるための最短ルートは、高校卒業後に専門学校に進学する方法です。3年間の課程で必要な知識と技術を習得し、所定の課程を修了後、国家試験の受験資格を得られます。試験に合格すれば、最短で高校卒業から3年で鍼灸師(はり師)として活動を開始できます。
専門学校で3年間集中的に学習
専門学校の鍼灸学科では、幅広い分野の知識と技術を3年間集中的に学びます。
例えば、基礎分野では人文科学や自然科学、社会科学を通じて科学的思考の基礎を養い、専門基礎分野では解剖学、生理学、病理学などの医学的な基礎知識を習得します。
専門分野では東洋医学の理論である経絡経穴学や東洋医学概論を学び、実践的な技術として鍼灸の基礎実技から応用実技まで段階的に修得するのが基本です。
カリキュラムは法令改正により変更される場合がありますが、これらの学習を通じて、実践的な鍼灸師(はり師)としての能力を育成します。
首都医校では、国家試験対策として1年次から計画的に実施しています。定期的な小テストで学習進度を確認し、効果的な学習方法を指導。特に3年次では月1回のペースで外部模試や総合試験、実力試験を実施し、試験結果を詳細に分析します。
学生の弱点を特定し、一人ひとりに合わせた学習方法の提案や丁寧なカウンセリングを行うことで、確実な国家試験合格を目指します。
通信教育で鍼灸師(はり師)を目指すことは可能か

鍼灸師(はり師)になりたい方の中には、働きながら資格取得を目指したい方も多いでしょう。しかし、鍼灸師(はり師)の資格取得には実技や臨床実習が必須であるため、通信教育のみでは資格を得られません。
そこで、下記では通学が難しい方の選択肢を紹介します。
通学が難しい場合の選択肢
働きながら鍼灸師(はり師)の資格取得を目指す方のために、専門学校では夜間部を設けていることがあります。
首都医校の夜間部は、仕事と学業の両立を目指す方のために効率的なカリキュラムを提供しています。授業は90分×2コマの集中形式で、平日の18時から21時10分までの時間帯に行うのが特徴です。
夕方から夜にかけての短時間で効率的に学べるため、働きながら資格取得を目指す方や、集中的に学習したい方に適しています。3年間のカリキュラムで、昼間部と同等の知識と技術を習得できるでしょう。
職業実践専門課程について
職業実践専門課程は、専門学校の中でも特に企業などと密接に連携し、最新の実務に即した知識・技術・技能を身につけられる実践的な職業教育を行う学科を、文部科学大臣が認定する制度です。
2014年度(平成26年度)から導入された制度で、既存の学科の中から、一定の条件を満たしたものが文部科学省から認定され、令和5年度時点で全国1110校、3199学科が認定されています。
首都医校・大阪医専・名古屋医専ともに職業実践専門課程に認定されいます。
鍼灸師(はり師)の国家試験

鍼灸師(はり師)の国家試験に合格するには、どのくらいの難易度なのか気になる方も多いでしょう。ここでは国家試験の合格率や難易度を紹介します。
国家試験の合格率
公益財団法人・東洋療法研修試験財団のデータに基づいた、「はり師試験」「きゅう師試験」の合格率を見ていきましょう。令和6年2月24日・25日に発表された最新の合格率と、過去に行われた5年間の合格率です。
<はり師国家試験の合格率>
実施年度 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
5年度(第32回) | 4,176 | 2,892 | 69.3 |
4年度(第31回) | 4,084 | 2,877 | 70.4 |
3年度(第30回) | 3,982 | 2,956 | 74.2 |
2年度(第29回) | 3,853 | 2,698 | 70.0 |
元年度(第28回) | 4,431 | 3,263 | 73.6 |
<きゅう師国家試験の合格率>
実施年度 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
5年度(第32回) | 4,111 | 2,887 | 70.2 |
4年度(第31回) | 4,010 | 2,875 | 71.7 |
3年度(第30回) | 3,892 | 2,963 | 76.1 |
2年度(第29回) | 3,797 | 2,740 | 72.2 |
元年度(第28回) | 4,308 | 3,201 | 74.3 |
国家試験の難易度
厚生労働省によると、はり師・きゅう師の国家試験は、それぞれ170点満点で102点以上が合格基準とされています。
試験は基礎医学、東洋医学理論、臨床医学など幅広い分野から出題され、加えて実技試験も課されます。
医療従事者として必要な知識と技術を確実に身につけているかを評価する重要な試験であり、合格率は例年70%前後で推移しているのが特徴です。
合格率70%は一見難易度が低いと感じられますが、合格のためには、養成施設での学習に加え、計画的な試験対策が必要となります。
鍼灸師(はり師)の仕事内容

鍼灸師(はり師)が活躍できる場所はさまざまです。以下で、鍼灸師(はり師)としての仕事内容や活躍の場を紹介します。
灸療法

灸療法は中国伝統医学の重要な治療法の一つで、乾燥させたヨモギ(モグサ)を使用します。モグサをツボの上で燃焼させ、ときには直接皮膚の上で温熱刺激を与えて治療を行う方法です。
この温熱刺激により、血行の悪い部分の血管が拡張し、局所に滞留していた老廃物の回収が促進されてむくみが解消されます。さらに、モグサには赤血球の生成促進、血液の酸化防止作用、また発汗や排尿による毒素排出を促し、血液の質を改善するはたらきがあります。
鍼療法

鍼治療は、人体の経穴(つぼ)へ、とても細いステンレス製の鍼を刺入または接触させて行う治療法です。治療に使用する鍼は、患者さまの負担を考慮して特別に設計されており、従来の裁縫針や注射針とは全く異なります。
鍼でツボや皮膚、筋肉に刺激を与えることで、痛みや凝りの改善、血行促進などの効果を引き出すのが目的です。
特に尖端部分は、できるだけ痛みを感じさせないよう独自の形状に加工されているため、ほぼ無痛で施術ができます。
脈診

脈診は東洋医学を代表する診察法の一つで、患者さまの手首の脈から身体のエネルギー(気)の流れやバランスを確認する方法です。
単なる脈拍の確認ではなく、脈の速さ、強さなどから体調の変化や不調の原因を読み取ります。基本的には鍼灸治療の前後で脈診を行い、治療効果を確認します。
望診

患者さまの外見から体調や病状を判断する東洋医学の診察法です。表情や皮膚の状態、血色、さらには動作や体つきなどを注意深く観察することで、体の不調を読み取ります。
特に舌の状態を詳しく観察することで、体内の寒熱バランスや水分の過不足などを判断します。舌は内臓の状態を映し出す鏡とも言われており、診断において非常に重要な部位です。
鍼灸師(はり師)の主な活躍の場
鍼灸師(はり師)は多様な分野で活躍できる専門職です。以下のような場所で活躍できます。
鍼灸院やクリニック

鍼灸院やクリニックは、鍼灸師の最も一般的な活躍の場です。肩こりや腰痛、神経痛、体の不調など、幅広い症状に対して鍼や灸を用いた施術を行います。患者一人ひとりの体調や症状に合わせたオーダーメイドの治療が求められ、地域に密着して住民の健康をサポートする役割も担います。また、クリニックでは医師や看護師と連携し、医療チームの一員として治療やリハビリに関わるケースもあります。
スポーツ施設(スポーツ鍼灸)

スポーツ施設やプロ・アマチュアのスポーツチームでは、スポーツ鍼灸の専門知識を活かして選手のコンディショニングやケガの予防・回復をサポートします。筋肉疲労の回復や関節の柔軟性向上、スポーツ障害のケアなど、競技パフォーマンスの向上を目的とした施術が中心です。スポーツ現場ならではの迅速な対応力や、選手一人ひとりに合わせた施術計画が求められます。
美容鍼灸

美容鍼灸(びようしんきゅう)とは、東洋医学の鍼灸技術を美容目的に応用した施術で、顔や全身に鍼を打つことで、肌の調子を整えたり、たるみ・むくみ・シワ・くすみの改善を図る方法です。近年では、自然で副作用の少ない美容法として注目を集めています。美容鍼灸サロンや鍼灸整骨院の美容部門・エステサロンで活躍する人が多いです。
高齢者のケアを行う介護施設

介護施設や福祉施設では、高齢者の健康維持や生活の質(QOL)向上を目的に、鍼灸治療が活用されています。関節痛や筋力低下、慢性疾患による体調不良などに対して、痛みの緩和や機能回復を促す施術を行います。利用者の身体状況や生活環境に寄り添いながら、リハビリテーションや日常生活動作のサポートも担います。
美容鍼灸サロンやエステサロン

美容鍼灸サロンやエステサロンでは、顔や身体への美容鍼を中心に、リフトアップや小顔、肌質改善、体質改善など美容と健康の両面からアプローチします。冷え性やむくみ、血行不良の改善を目指す施術も人気で、カウンセリングや予約管理など接客業務も含まれます。美容分野は需要が高まっており、女性鍼灸師が多く活躍する職場でもあります。
向いている人の特徴
鍼灸師(はり師)には、以下のような資質や特徴を持つ方が向いているといえます。
- 患者さまの痛みや不調に真摯に向き合える、
- 細やかな配慮ができる
- 思いやりの心を持った人
- 体の仕組みや東洋医学に強い興味を持っている
- 継続的に学び続ける意思がある
- 手先が器用で繊細な作業が得意
さらに、コミュニケーション能力が高く、患者さまの話をよく聞いて適切なアドバイスができる方も鍼灸師(はり師)として活躍できる素質があります。また、感染対策や衛生観念を重視する姿勢も重要です。
首都医校/大阪医専/名古屋医専では、この職業に関する学科を豊富に揃えています。
気になる方は下記リンクからぜひ覗いてみてください!
また、首都医校/大阪医専/名古屋医専では、イベント/オープンキャンパスを随時開催中。
気になる方は下記のリンクをクリック!
>名古屋(名古屋医専)のイベント/オープンキャンパス情報を見る
鍼灸師(はり師)を目指す人におすすめの専門学校の特徴

専門学校を選ぶ際に、どのような判断基準で決めればよいのかを解説します。
適切な教育内容とカリキュラム
鍼灸師(はり師)は人の健康に直接関わる専門職であり、確かな知識と技術の習得が不可欠です。そのため、専門学校選びでは教育内容とカリキュラムの充実度を重視する必要があります。基礎医学から実践的な技術まで、体系的に学べる環境があるかどうかをチェックしましょう。
充実した実習設備
鍼灸師(はり師)に必要な実技力は、充実した実習設備での繰り返しの練習によって身につきます。最新の設備で実践的なトレーニングを積むことで、より確かな技術を習得できます。
経験豊富な講師陣
講師陣の経験と実績は、学習の質に直接影響を与えます。現場経験が豊富な講師からは、教科書だけでは学べない実践的なテクニックや患者さまへの接し方、さらには現場ならではの知恵を学べます。
高い国家試験合格率
国家試験合格率の高さは、その学校の教育プログラムの効果と学習支援体制の充実度を示す大切な指標です。試験対策や個別指導の質が高く、多くの合格者を輩出している実績がある学校を選ぶことで、自身の合格への道筋が確かなものとなるでしょう。
臨床実習の機会
充実した臨床実習は、実践的な技術と患者さまとのコミュニケーション能力を養う大切な機会です。実際の医療現場で経験を積むことで、学内での学習だけでは得られない実践力が身につきます。
キャリアサポート
就職先の紹介や開業支援、実務研修の機会など、学校の持つネットワークを活用できることは、希望する職場への就職や将来の独立開業へのステップとなり得ます。卒業後のキャリア形成においても心強いサポートとなるでしょう。
歯科衛生士専門学校卒業後の主な進路
歯科衛生士専門学校を卒業した後の具体的な進路について首都医校卒業生の就職先から抜粋してご紹介します。
主な就職先
- あかみ鍼灸院
- あみはりきゅう接骨院(株式会社アミ)
- 石橋整骨院
- おおぞら整骨院
- 勝どき鍼灸整骨院(株式会社FCC)
- 株式会社クラシオン
- さくらグループ鍼灸接骨院
- さつき針灸治療院
- 堀川整骨院
- もり鍼灸整骨院
歯科医療分野で活躍している医校医専の卒業生

鍼灸+美容で「5歳若返り」の実現を目指す
西嶋 沙央里さん/本町もりわき骨盤鍼灸整骨院/はり師・きゅう師

資格と就職の保証制度が入学の決め手。さらに技術を高めていきたい。
塚本修平さん/はせがわ整形外科・鍼灸院ファースト勤務/はり師・きゅう師
鍼灸師(はり師)の将来性と魅力
鍼灸師を目指すにあたって、将来的に安泰できるのかはとても重要なポイントです。ここでは鍼灸師(はり師)のキャリアに関して紹介します。
独立開業の可能性

鍼灸師(はり師)のキャリアパスとして、勤務以外に独立開業という選択肢があります。開業には初期投資やリスク管理などさまざまな課題がありますが、それ以上に自分の治療理念に基づいた医療を提供できるのが大きな利点です。
また、経営者として工夫や努力次第で収入を増やすことができ、やりがいもあります。患者さまの健康に直接貢献できる喜びに加え、自分の裁量で治療院を運営できる醍醐味があるため、将来の選択肢として検討する価値がありそうです。
多様な活躍の場

鍼灸師(はり師)の活躍の場は、医療機関や治療院に留まらず、多岐にわたっています。
例えば介護施設では高齢者の健康管理やリハビリテーションに、美容分野では美容鍼やリラクゼーション施術、そしてスポーツ界ではトレーナーとしてアスリートのコンディショニングに携わるなど、さまざまな分野で専門性を活かせます。
また、企業の健康管理部門での従業員の健康維持・増進、スポーツジムでのケアなど、活躍できるフィールドは広がっています。このように選択肢が豊富なことも、鍼灸師(はり師)という職業の大きな魅力の一つです。
東洋医療の専門家

鍼灸師(はり師)は東洋医学の専門家として、人体エネルギーの流れやツボに関する深い知識を持ち、患者さまの自然治癒力を引き出す役割を担っています。
体の痛みや不調の改善、健康維持など、現代人のさまざまな健康ニーズに応える専門性を持っているのが強みです。近年は健康への関心の高まりや東洋医学への理解が深まる中で、医療、美容、スポーツ、介護など幅広い分野での需要が高まっています。社会から必要とされる専門職として、注目を集めている職業といえるでしょう。
生涯学習の機会

鍼灸師(はり師)は、資格取得後も継続的な学習が大切な職業です。医学の進歩や新しい治療技術に対応するため、多くの研修会や学会、セミナーに参加する機会があります。
また、各専門分野の認定資格取得や、より高度な技術を学ぶための勉強会など、キャリアアップのための学習機会が豊富にあります。技術と知識を磨き続けることで、より質の高い治療を患者さまに提供できるでしょう。
鍼灸(はり師)専門学校の基本設備
鍼灸(はり師)専門学校厚生労働省や各自治体が定める認定基準に基づき、教育・実習に必要な設備や機器の整備が義務付けられています。
実習室・施術室
- 実際の施術を学ぶための専用実習室が必要です。
- 一般的に、6.6㎡以上の広さが求められます。
- 施術室は外気に開放できる窓、または適切な換気装置を備えます。
- 実習用ベッドやカーテン(複数ベッド設置時のプライバシー確保)も設置されます。
消毒・衛生設備
- 手指消毒設備(洗面台、消毒液など)を設置します。
- 鍼(はり)の消毒・保管用として、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)、乾熱滅菌器、紫外線消毒器などが必要です。
- 使い捨て鍼の場合は、使用済み鍼の安全な保管・廃棄設備も必要です。
鍼灸師(はり師)の将来性

参照元:https://kurohon.jp/shinkyu_market_insights/
医療関係の事業所への就労者に関する統計データをまとめている厚生労働省の『衛生行政報告例(就業医療関係者)』では、鍼灸師の就労者数等について、はり師ときゅう師それぞれを紹介しており、2010年以降増加傾向にあり2020年は、はり師・きゅう師ともに就労者が12万人を超えて最大の数字を記録しています。
高齢化社会が進むことにより、高齢者の慢性的な痛みやリハビリ、介護予防などに対する鍼灸のニーズが拡大しています。高齢者が増えることで、医療・福祉分野での鍼灸
鍼灸師(はり師)のキャリアパス
鍼灸師のキャリアパスは多様で、個人の志向や目標によってさまざまな道が選択できます。主な進路や発展の方向性は以下の通りです。
1. 臨床経験を積む(就職)
まずは鍼灸院やクリニック、病院、介護施設、スポーツ現場などで臨床経験を積み、幅広い症例や患者に対応する力を養います。臨床経験は技術や診断力を高めるだけでなく、患者との信頼関係構築にもつながります。
2. 独立開業
一定の実務経験を積んだ後、自身の鍼灸院やサロンを開業する道があります。開業には治療技術だけでなく、経営やマーケティングの知識も求められます。自分の治療方針や専門性を活かした院づくりが可能です。
3. 専門分野への特化
婦人科疾患、美容鍼灸、スポーツ鍼灸、小児鍼灸など、特定の分野に特化することで、より高度な知識と技術を身につけ、専門性を高めることができます。
4. 教育・研究分野
養成校や専門学校、大学などで教員として後進の指導にあたる道や、鍼灸の効果やメカニズムに関する研究者として活動する道もあります。教育や研究を通じて業界全体の発展に貢献できます。
5. 他分野への転職・キャリアチェンジ
鍼灸師としての経験や知識を活かし、医療系の営業職や整体師、リラクゼーション業界など、他業種への転職を選ぶケースも増えています。
地域別の鍼灸師(はり師)の専門学校の違い

鍼灸師(はり師)専門学校はそれぞれの地域で特色が異なるため、志望する分野やライフスタイルに合わせて学校選びをすることが重要です。
東京エリア
東京は日本有数の鍼灸専門学校の集積地であり、学校数が多く、選択肢が豊富です。
昼間部・夜間部ともに充実しており、社会人やダブルスクール希望者にも対応したカリキュラムが整っています。
また、東京医療専門学校や東京衛生学園専門学校、東洋鍼灸専門学校など、伝統ある学校が多く、国家資格の合格実績や就職サポート体制も充実していま5。
都市型の立地を活かし、最新の医療機器や多様な臨床実習先が確保されている点も強みです。
>東京のはり師専門学校はおすすめ?国家資格取得ルートと学校選びのポイント
大阪エリア
大阪も東京に次ぐ規模で鍼灸師養成校が集まる地域です。
大阪医専や東洋医療専門学校、関西医療学園専門学校など、独立開業やスポーツ・美容分野に強いカリキュラムを持つ学校が多いのが特徴です。
夜間部の設置校も多く、働きながら学ぶ社会人学生の受け入れに積極的です。
また、附属の鍼灸接骨院や学外実習を通じて、実践力を重視した教育が行われています。
名古屋エリア
名古屋エリアは学校数こそ東京・大阪に比べて少ないものの、名古屋医専や専門学校名古屋鍼灸学校、中和医療専門学校など、少人数制できめ細かな指導を行う学校が多いです。
昼夜両方のコースを設けている学校もあり、社会人や現役生の多様なニーズに対応しています。
西洋医学と東洋医学の両方を重視したカリキュラムや、国家試験合格率の高さ、個別のキャリアカウンセリングによる就職支援が特徴です。
また、実践的な臨床実習に力を入れており、卒業後の多様なキャリアパスが広がっています。
他職種との比較
あん摩マッサージ指圧師
- 施術方法の違い
鍼灸師は、東洋医学の理論に基づき、鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて体のツボを刺激し、自然治癒力を高めたり痛みを緩和したりします。
一方、あん摩マッサージ指圧師は、手や指を使い「押す」「もむ」「たたく」「さする」などの手技で筋肉や関節をほぐし、血行やリンパの流れを促進して身体の不調を整えます。 - 資格と施術範囲の違い
どちらも国家資格ですが、マッサージや指圧を行えるのは「あん摩マッサージ指圧師」だけです。鍼灸師は鍼や灸を使った施術のみ行えます。
また、健康保険の適用範囲も異なり、鍼灸師は神経痛やリウマチ、五十肩など特定の症状で医師の同意があれば保険適用となります。あん摩マッサージ指圧師は筋麻痺や関節拘縮などに対して同意があれば保険適用が可能です。
柔道整復師
- 施術方法の違い
柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの外傷に対して、手技による整復や固定(包帯・ギプスなど)を行い、自然治癒力を活かして回復を図る専門家です。
鍼灸師は、鍼や灸でツボを刺激し、体調不良や慢性的な痛み、体質改善など幅広い症状に対応しますが、骨折や脱臼の整復・固定は行いません。 - 資格と施術範囲の違い
柔道整復師も国家資格で、整骨院や接骨院での施術が認められています。健康保険の適用範囲は、急性の外傷(骨折・脱臼・捻挫など)に限られています。
鍼灸師は慢性的な疾患や痛みに対する施術が中心で、保険適用も限られた症状に対してのみ医師の同意が必要です。
鍼灸師・はり師を目指すなら医校・医専

首都医校・大阪/名古屋医専は医療・福祉からスポーツ系分野までを網羅し、チーム医療に対応するエキスパートを育成する専門学校であり、「国家資格 合格保証制度」「完全就職保障制度」2つの保証制度があることで、希望者就職率は100%を実現しております。
首都医校(鍼灸師 専門学校(東京))大阪医専(鍼灸師 専門学校(大阪))名古屋医専(鍼灸師 専門学校(名古屋))で鍼灸師を一緒に目指しましょう。
東洋医療分野の仕事を目指せる学科

鍼灸学科
人間が本来持っている「自然治癒力」を引き出すべく、はり(鍼)ときゅう(灸)を使ってツボを物理的に刺激するはり師、きゅう師を養成。東洋医学と西洋医学を基礎から学び、患者に対応できる技術力を養います。

柔道整復学科
人が持つ、自然治癒力を引き出し、医療・スポーツ・福祉分野で活躍できる柔道整復師を養成。
少人数制の実践教育プログラム。だから、現場に出て一歩差がつく柔道整復師になれる。
首都医校/大阪医専/名古屋医専では、イベント/オープンキャンパスを随時開催中。
気になる方は下記のリンクをクリック!
>名古屋(名古屋医専)のイベント/オープンキャンパス情報を見る
また、「学園案内パンフレット」「学園、住まいのサポートBOOK」「保護者向け冊子」「入学要項」「エントリー/出願書類一式」が資料を無料で送付しています。気になる方は下記をご覧くださいませ。
鍼灸師(はり師)専門学校に関するよくある質問
鍼灸師と柔道整復師のW資格は可能?
鍼灸師と柔道整復師の両方の国家資格を取得することは可能です。ダブルライセンス制度を設けている学校もあり、効率的に両資格の取得を目指せます。通常は6年かかるところ、カリキュラムによっては4年程度で両資格を取得できる場合もあります。2つの資格を持つことで施術の幅が広がり、独立開業や就職の選択肢が増えるなど多くのメリットがあります。
海外の鍼灸資格と互換性はある?
日本の鍼灸師国家資格は、原則として海外の鍼灸資格と直接の互換性はありません。国や地域ごとに資格制度や認定基準が異なるため、海外で鍼灸師として活動する場合は、現地の資格取得や認可手続きが必要となることが一般的です。詳細は進出先の国の関連機関にご確認ください。
数学が苦手でも解剖学は理解できる?
数学が苦手でも解剖学の理解には大きな支障はありません。解剖学は人体の構造や仕組みを学ぶ科目であり、主に図や模型、実習を通じて学びます。数字の計算よりも観察力や理解力が求められるため、数学が苦手な方でも十分に習得できます。
鍼灸治療の効果をデータ分析する授業はある?
学校によっては、鍼灸治療の効果や患者の反応を客観的に評価するためのデータ分析や統計の基礎を学ぶ授業が設けられています。エビデンスに基づく医療の重要性が高まる中、効果測定や研究手法について学ぶ機会も増えています。詳細はカリキュラムをご確認ください。