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臨床検査技師になるには国家資格が必要!学校の選び方を徹底解説

臨床検査技師になるには国家資格が必要!学校の選び方を徹底解説

臨床検査技師に興味があるけれど、どうすればなれるのかわからず不安に感じている方もいるでしょう。臨床検査技師になるには、資格取得を目指せる学校ごとの特徴を把握することが大切です。

本記事では、臨床検査技師の国家試験の概要と臨床検査技師になるための学校の選び方を解説します。学校選びで失敗しないポイントも併せて紹介するので、臨床検査技師を検討している方はぜひ参考にしてください。

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臨床検査技師とは?

臨床検査技師とは?

臨床検査技師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、医師や歯科医師の指示のもとで、検体検査や生理学的検査をおこなう者のことです(※)。ここから、詳しく解説します。

(※)参照:臨床検査技師等に関する法律 第二条(定義)

臨床検査技師になるには国家資格が必要

臨床検査技師の免許は、「臨床検査技師国家試験」に合格した者に与えられると法律で定められています(※1)。国家試験に合格し国家資格を取得してはじめて、臨床検査技師を名乗ることができます。

臨床検査技師の国家試験を受験するには、主に大学や専門学校などの養成学校で所定科目を修了することが必要です(※2)。

(※1)参照:臨床検査技師等に関する法律 第三条(免許)
(※2)参照:受験資格|臨床検査技師国家試験の施行|厚生労働省

臨床検査技師の仕事内容

臨床検査技師の仕事内容は、検体検査と生理学的検査という2つの臨床検査です。

検体検査は、患者の血液や尿、便などから病気の原因や健康状態を調べる検査です。遺伝子分野も仕事の範囲に含まれます。医師の指示のもとで採血など検体の採取もおこなえます。

生理学的検査は、人体に計測器を付けて、身体の表面や内部の状態のデータを取る検査です。心電図、脳波計、超音波診断装置などによる検査が該当します。

総合病院のような大規模な病院では検査を細分化して複数の検査技師が分担する場合が多いです。一方、診療所のような小規模の施設では、ひとりで複数の検査をかけ持ちでおこなうことが珍しくありません。

臨床検査技師と臨床工学技士の違い

臨床検査技師と混同しやすい仕事に、臨床工学技士があります。違いを以下の表にまとめました。

項目臨床検査技師臨床工学技士
仕事内容検体検査と生理学的検査生命維持管理装置(人工心肺や人工呼吸器など)の操作や保全
国家資格の要不要臨床検査技師国家試験の受験が必要臨床工学技士国家試験の受験が必要
就業場所医療機関、臨床検査センターなど総合病院、クリニック、医療機器メーカーなど

臨床検査技師が人体の検査をおこなうのに対し、臨床工学技士は医療行為に使用する機器の操作や保全が主な仕事です。

関連記事:臨床工学技士になるには?仕事内容から必要資格、学校選びまで徹底ガイド

臨床検査技師になるまでのステップ

臨床検査技師になるまでのステップ

臨床検査技師になるまでのステップと国家試験の概要を解説します。

臨床検査技師の養成校入学から就職までの流れ

臨床検査技師になるまでの流れは以下のとおりです。

  1. 臨床検査技師養成機関へ入学する
  2. 養成機関に指定年数通学し、指定科目を終了する
  3. 臨床検査技師国家試験を受験・合格する
  4. 臨床検査技師免許を申請し、就業する

臨床検査技師国家試験の概要

令和8年実施の臨床検査技師国家試験を参考に、国家試験の概要を以下の表にまとめました(※)。

試験日例年2月
試験回数年1回
試験場所北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
受験料11,300円
受験方法マークシート方式
試験科目医用工学概論
公衆衛生学
臨床検査医学総論 など
(※)参照:臨床検査技師国家試験の施行|厚生労働省
(※)参照:臨床検査技師の国家試験|臨床検査技師job

臨床検査技師国家試験の難易度

2025年2月に実施された臨床検査技師国家試験の合格率は84.6%(※1)でした。2024年の合格率は76.8%(※2)、2023年の合格率は77.6%(※3)であり、直近3年間で76%から84%程度で推移しています。受験者の7割〜8割程度が合格していることになり、難易度はそれほど高くないといえます。

(※1)参照:第71回臨床検査技師国家試験の合格発表について|厚生労働省
(※2)参照:第70回臨床検査技師国家試験の合格発表について|厚生労働省
(※3)参照:第69回臨床検査技師国家試験の合格発表について|厚生労働省

臨床検査技師の主な就職先

臨床検査技師の主な就職先には以下のような施設が挙げられます。

  • 大学病院や総合病院
  • クリニック
  • 衛生検査所や臨床検査センター
  • 健診センター
  • 血液センター など

就職先として一般的なのは、病院です。大規模な総合病院や大学付属病院には複数の臨床検査技師が働いており、医師や看護師など他のスタッフとチーム医療で治療にあたる場合も多いです。

医療機関以外に、検体検査をする衛生検査所や臨床検査センターがあります。健診センターは予防医療を担う機関であり、臨床検査技師は健診項目の検査をおこないます。血液センターでは、献血など採血した血液の検査と品質管理が主な仕事です。

臨床検査技師を目指せる学校の選び方

臨床検査技師を目指せる学校の選び方

臨床検査技師を目指せる学校には、専門学校や大学、短大があります。ここでは、学校の違いや選び方を解説します。

専門学校・大学・短大の違い

臨床検査技師になれる専門学校や大学、短大の違いを、以下の表にまとめました。

項目専門学校大学短大
修学年数3年~4年4年3年
メリット・臨床検査技師に特化している
・実習が多く、実践的で効率的なカリキュラム
・国家試験対策や就職サポートが充実
・一般教養で幅広い知識を身につけられる
・卒業後の選択肢を広げられる
・国立大学は学費を抑えらえる
・一般教養も学べる
・短期間で専門知識を学べる
・実践的な授業を受けられる
デメリット・授業が過密になりやすい
・臨床検査技師以外の知識を身につけにくい
・現場に出るのが遅れる
・私立大学は学費が高額になる
・短期間で専門知識と一般教養を学ぶため授業が過密になりやすい
・国家試験対策の時間を取りにくい

入学後に後悔しないため、学校ごとの特徴を把握しておくことが大切です。

学費の目安や経済的サポート制度

臨床検査技師になれる専門学校・大学・短大の年間学費の目安(※)を以下の表にまとめました。

専門学校140万4,600円(※)
国立大学81万7,800円(※)
私立大学192万2,490円(※)
短大149万4,200円(※)

私立大学の1年間の学費の目安は、短大や専門学校より高額です。最も安いのは、国立大学でした。

また、奨学金や学費免除、延納制度など、経済的なサポート制度を導入している学校を選べば、経済的負担を軽減できます。

(※)参照:大学・短大一覧|臨床検査技師job
(※)参照:専門学校一覧|臨床検査技師job

学校選びで失敗しないポイント

学校選びで失敗しないポイント

失敗しない学校選びには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。ここから詳しく解説します。

国家試験合格率が高い

国家試験合格率は、学校選びの重要な基準です。合格率が高い学校は、質の高い授業を提供し、受験に対するサポート体制が整っているといえます。

ただし、受験しない生徒がいる場合もあるため、必ずしも全体の合格率を表しているとは限りません。あくまで参考として複数の学校の合格率を比較するとよいでしょう。

就職サポートが手厚い

就職まで一貫してサポートする体制が整っていると、安心して学習に取り組めます。卒業後に就職できないときの援助や転職支援をおこなっている学校もあり、サポート内容を確認しておくことが大切です。

実習環境が充実している

実習環境も、学校選びの重要なポイントのひとつです。実習が充実していると、在学中から実践的な経験を積むことができます。

実際の病院で研修できる学校もあり、現場で役立つ知識や技術を習得することで、即戦力の臨床検査技師を目指せます。

ダブルライセンスに挑戦できる

ダブルライセンスに挑戦できる学習環境のある学校を選べば、仕事の幅を広げるのに役立ちます。

臨床検査技師の知識や技術を活かして、他の資格を取得する力をつけられれば、将来のキャリアアップにもつながります。

働きながら臨床検査技師になることは可能

社会人が働きながら臨床検査技師を目指すのは、不可能ではありません。

ただし、夜間に授業をおこなうなど、仕事と両立できる体制のある専門学校は限られているため、通える学校の選択肢を広げにくいことに注意する必要があります。

臨床検査技師に向いている人の特徴

臨床検査技師には、以下のような特徴の方が向いています。

  • 医科学、生物、科学に興味のある方
  • 観察力に優れている方
  • 手先が器用で丁寧に作業できる方

臨床検査技師がおこなう検査は医師の診断を左右する重要な検査です。医科学や生物、科学に興味を持ち、小さな異常も見逃さない観察力が求められます。また、細かく地道な作業を必要とするため、手先が起用で丁寧に作業できる方は向いてます。

まとめ

臨床検査技師になるには、大学や専門学校に通って指定科目を修了し、国家試験に合格する必要があります。学校ごとに修学年数やカリキュラムの特徴は異なるため、学校の特徴を把握することが大切です。

専門学校は、基礎から高度な専門知識まで学べる体系的なカリキュラムと充実した実習で、即戦力の臨床検査技師を目指せます。一方、大学や短大は臨床検査技師以外の知識も身につけられるため、将来の選択肢を増やせます。

特徴と併せて国家試験の合格率や就職サポートなどを比較するのも、学校選びで失敗しないポイントです。自分に合う学校を選んで、臨床検査技師を目指しましょう。

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執筆者 医校・医専の医療コラム編集部
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