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卒業生の活躍|病院奨学金を活用しながら、希望通りの就職が実現できた。

病院奨学金を活用しながら、希望通りの就職が実現できた。

看護分野

窪野 朱里さん
看護師・保健師
泰玄会病院 勤務
2017年卒業

――医療を目指すきっかけは、子どもの頃に。

医療の仕事を意識したのは、小学生の頃。祖父が病気で入院した時、お医者さんや看護師さんの対応が家族や自分の中で満足できるものではなく、「私に医療の知識があったらな」と子どもながらに思ったことがきっかけです。高校は介護福祉士の資格が取れる学校に進学し、その後、看護師と保健師のどちらの資格も取れる学校を探したところ、この学校と出会いました。学校見学で奨学金の相談をすると「病院で奨学金を出してくれるところがある。」と教えていただき、いま働いている病院でアルバイトをさせていただきながら、学校に通いました。当時から介護老人保健施設がある病院で働きたいと思っていたので、希望通りの病院と出会えたことは、恵まれていたなと思います。

――チーム医療演習での学びが、今の土台に。

今は看護師のリーダーとして、先生の診療の補助はもちろん、先生からの指示の取りまとめや、メンバーへの仕事の振り分けなどの業務を行っています。看護師は、他の職種との連携が必要不可欠な仕事です。例えば、退院支援ひとつするにしても、患者を受け入れられる施設の選定、在宅介護の制度など、看護師の知識だけでは対応できないことがたくさんあります。退院支援の場合、ソーシャルワーカーに相談することで、どの施設がどういう患者を受け入れているかすぐに分かるので、スムーズな対応が可能となります。医療は一人で成り立つ仕事ではありません。どの職種の人がどんな知識を持っているか知っておくことで、現場での対応力は変わります。この学校の「チーム医療演習」で、自分以外の職種を目指す人と交流し、他職種の知識や理解を深められたことは、いま看護師としての力になっています。

――学校で出会った仲間も、一生もの。

学生のうちは実習や国家試験の勉強で大変だと思うのですが、学校で出会った友達との時間も大切にしてほしいです。在学中、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨できたのは、今振り返ってもすごくよかったなと思います。卒業してから6年経ちますが、今でも連絡を取って集まったりする関係で、プライベートを充実させてくれる本当に貴重な存在です。必要最低限の勉強はしなくてはいけないですが、就職してからも勉強は必ずします。私も、これから認定看護師の学校に入学する予定です。なので、学生の間は、友達と遊んだり、学生しかできないことをたくさんして欲しいなと思います。

Profile

窪野 朱里さん

看護師・保健師
泰玄会病院 勤務
2017年卒業