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夜間部で着実に磨いた基礎力が自信に。不妊や女性特有の悩みに寄り添い、患者さんの全身と心をケアする鍼灸師になりたい。

東洋医学分野

山下(旧姓:鈴木) 千春さん
はり師 きゅう師
宇都宮鍼灸良導絡院 勤務
鍼灸学科 2021年卒業

――お仕事の中身を教えてください。

鍼灸院で患者さんへの施術、他先生方の補助、受付業務などを担当しています。職場は、不妊や女性の悩みに特化した鍼灸に力を入れている院です。そのため、スタッフはほとんど女性で、とても和やかな雰囲気です。患者さんには、女性特有の悩みのほかに肩こり・腰痛なども同時に抱えている方も多く、その施術についても併せて行っています。「身体が軽くなりました」と言っていただけると嬉しいですね。 一緒に働いている先輩やスタッフに対しても何か必要なことがないか察知し、すぐ動けるようにしています。

――やりがいを感じるときはどんな時ですか。

患者さんの多くは、不妊という悩みや不安を抱えていらっしゃいます。鍼灸師はそうした悩みに対処するはり・きゅうの知識だけでなく、栄養面や運動、不妊治療の方法に対する知識などの理解を深めることが必要です。またそのほかにも、患者さんのお話を聞き、コミュニケーションをとることを大切にしています。患者さんが来院されたときよりもスッキリしたお顔になったり、妊娠の報告をいただいたりしたときはやりがいを感じます。

――学校で学んだことは、お仕事に役立っていますか?

学校での3年間、鍼灸の基礎をじっくり学ぶことができたのがよかったです。クラスメートの年齢層が幅広く、様々な考え方に触れられたことで、価値観が広がりました。他校に比べ少人数だったのもあって、わからないことも質問しやすい雰囲気で、先生との距離も近かったです。

――これからの目標をおしえてください。

患者さんに信頼され、悩みに寄り添い結果を出せる鍼灸師になることが目標です。 不妊鍼灸やマタニティケアの経験を積み、技術もコミュニケーション力も同時に培っていきたいです。また、不妊に関する知識も日々アップデートが必要です。わからないことは院長や先輩に聞いたり、専門書を読んだりして知識の定着を目指しています。


山下さんの上司である、宇都宮泰子院長にもお話をお聞きしました。

――山下さんの職場での印象は。

いつも明るいムードメーカー的存在です。失敗してもくよくよせず前向きで、素直にアドバイスに耳を傾け、同じ失敗は重ねないという気概を感じます。先輩スタッフのフォローに回る気遣いや、率先して仕事に取り組む姿勢に好感が持てますし、猪突猛進でおっちょこちょいな一面もスタッフたちに愛されています。

――今後期待していることを教えてください。

患者さんに対しても明るく笑顔で挨拶をしたり、楽しく会話をしたりと、よい印象を持たれています。これからもその姿勢を忘れずに、最新の不妊や婦人科の理解を深め、最新の知識をアップデートさせていけば、ますます患者さんからの信頼を得ることができると期待しています。 またまもなく後輩が入ってくる時期ですので、時には厳しく、時には優しく、指導していってもらいたいですね。

Profile

山下(旧姓:鈴木) 千春さん

はり師 きゅう師
宇都宮鍼灸良導絡院 勤務
鍼灸学科 2021年卒業

大学卒業後、会社員として勤務。入学後は夜間部の学生として、学業と仕事と両立。宇都宮鍼灸良導絡院においては、女性特有の悩みに主眼を置いた鍼灸治療の知見を磨いている。