コロナ禍で開業
卒業生夫婦で目指すは心身の癒し空間
市川 裕希さん (上写真:左)
いちかわ鍼灸接骨院 院長
柔道整復師
柔道整復学科 2015年卒業
市川 有美さん (上写真:右)
いちかわ鍼灸接骨院 副院長
はり師・きゅう師
鍼灸学科 2014年卒業
明るく会話も軽やかな市川さんご夫婦
夫婦の約束はひとつ「お互いを尊重する」
―ご夫婦での独立・開業。お店の特色を教えてください。
院長夫婦で協力しながら、決して流れ作業にならないようにひとり一人のお客様と丁寧に接することです。また、免疫機能の向上を促す最新のラジオ波を導入して施術効果を高めるとともに、美容メニューにも活用しています。
副院長院長が柔道整復師で、私がはり師・きゅう師なので、一人のお客様に両方からアプローチできます。施術方針は二人で相談して決めます。自宅に戻ってからも「あのお客様、次は鍼を使ったほうがいいかな」などと、話し合うこともあります。
―やりがいは何ですか。
院長施術メニューや時間など、すべて自分たちで考えたことをできるのは大きなやりがいです。ずっとやりたかったことです。
副院長お客様とのコミュニケーションを楽しんでいます。施術するだけではなく、会話を通じたつながりを大切にしています。
―コロナ禍での開業とは、思い切られました。
院長コロナ禍で業界を取り巻く状況は厳しいのですが、駅前のいい物件が見つかったこともあり開業に踏み切りました。自分一人なら決断できなかったでしょうが、二人で協力できる体制があるのでやっていけると判断しました。
副院長コロナ禍でのスタートだったので、もともと物件にはなかった窓を設置したり、ベッドの間隔を広くしたり、当初から感染防止に対応した店舗構造になっています。この環境が安心だと来てくださる方もいます。
―経営は順調ですか。
院長スタートダッシュとまではいきませんが、緩やかに上昇しています。このまま当店の特色を大切に続けていけば、大丈夫ではないかという手応えはあります。この付近で土曜・日曜も営業しているのは当院だけなので、遠方から来てくださる方も増えています。
副院長何より嬉しいのは、想像した以上にクチコミの来院者が多いことです。通りすがりと同じくらいの比率で来ていただいています。
―今後の展望をお聞かせください。
院長脱毛、ネイルサロン、まつげエクステサロンといった美容サービスの強化を図り、ここへ来れば、いろんなことができるという状況をつくりたいと考えています。美容は基本的には女性ターゲットになりますが、クチコミを広げてくださるのも女性です。
副院長エステに関してはすでに練習を始めています。エステサロンは敷居が高いと感じる方でもここなら気軽に入っていただけます。また、エステを受けたい男性の方でも、鍼灸接骨院なので入りにくさはないはずです。美容と健康を一体的に扱う店舗にすれば、心も体も癒してもらえます。お客様に笑顔になって帰っていただくことが私たち夫婦の願いです。
Profile
柔道整復師
いちかわ鍼灸接骨院 院長
柔道整復学科 2015年卒業
柔道整復師を目指し、リラクゼーションサロンで研鑽を積んだ上で入学。在学中は夜間部のメリットを活かし、昼間は整形外科でのアルバイトを通じて学んだ。卒業後、鍼灸接骨院、整形外科勤務を経て、独立。
はり師・きゅう師
いちかわ鍼灸接骨院 副院長
鍼灸学科 2014年卒業
美容鍼灸が注目されるなど、女性にも適職と考え鍼灸学科へ入学。卒業後、同職場の市川裕希さんと母校が同じであることがわかり意気投合。後に結婚。4歳(収録時)のお子さんは店舗のアイドル。