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リハビリ分野

黒田 健太

2012年卒
作業療法士

リハビリテーション専門職(3職種)が一体となって1人の患者さんを治療する

今「チーム医療」は、必須というのが臨床現場の現状です。私が勤務する病棟は、医師、看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、社会福祉相談員、管理栄養士といった職種で構成されています。誰が欠けても「チーム医療」は成り立ちません。作業療法は患者さんとマンツーマンで行いますが、接する時間に限りがあり、看護師からの報告は貴重な情報です。我々も看護師に依頼をするなど相互の協力体制を築いています。作業療法士、理学療法士、言語聴覚士のリハビリテーション専門職が常に協働関係にあるのは言うまでもありません。医療人を目指す方には、関連職種と心を開いて話せるように、コミュニケーションに慣れておいてほしいと思います。そのためにも、母校のような多くの学科が触れ合える環境で学ぶことはとても有効です。今後医療現場では、入院期間が短縮されていくことが想定されます。患者さんの早期回復を支えるためにも「チーム医療」の重要性はいっそう高まっていくことでしょう。