経験豊かな特別講師が直接指導「特別講義」

五輪金メダリスト髙木菜那氏が引退後、初講演!医療・スポーツ分野のプロを目指す学生に伝えた「トレーナーとの関わり、仕事の魅力」

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五輪2大会で金メダル2つ、銀メダル1つを獲得したスピードスケート選手、髙木菜那さんによる特別講義を首都医校にて開催しました。


『トップアスリートを支える医療従事者、トレーナーに必要なこと』をテーマに、オリンピックやナショナルチームでのご自身の体験を中心に、スケート界のトレーナー体制やケガをした選手を支える心構えなどをお話いただきました。

本学で将来スポーツ分野を目指す5つの学科の学生が受講。リハビリテーション分野では高度理学療法学科(4年制)・高度作業療法学科(4年制)、東洋医療分野は柔道整復学科(3年制)・鍼灸学科(3年制)、スポーツ健康分野はアスレティックトレーナー学科(2年制)の142名が受講しました。



講義にあわせて、髙木さんは授業中の実習室を訪問し、学生たちと交流。将来独立開業やスポーツトレーナーを目指す柔道整復師を育成する柔道整復学科の学生とは、附属施術院で揉捏法(じゅうねつほう)を体験されました。また様々なアスリートも使用しているトレーニングルームで実習をするアスレティックトレーナー学科の学生たちとは、髙木さんによるトレーニング講座も実施されました。


最後に、これから医療従事者・スポーツトレーナーを目指す学生にむけメッセージをいただきました。「私にとってトレーナーはすごく大切な存在です。皆さんが目指すトレーナーは相手を笑顔にさせ、幸せにすることができる職業だと思います。辛くなったら、どうしてその夢を目指し始めたのか思いだし、これからも頑張っていってほしいです。」

■学生の感想

   高度理学療法学科学生
学校でチーム医療が大切と言われていた理由を、すごく考えさせられた講義でした。トレーナーとして関わる理学療法士、柔道整復師、アスレティックトレーナーが連携して、選手との信頼関係をつくる大切を学ぶことができました。
  高度理学療法学科学生
五輪をテレビで見ていたからこそ、その舞台裏での様子や、ケガとの関わり方を知ることができ、とても勉強になりました。私もいつかはアスリートを支えるような理学療法士になれるように頑張ります。
  柔道整復学科学生
金メダリストについている柔道整復師とは、どのようなことをしているか、どのような人がなるのか気になっていました。今回の講義で知ることができ、意識をしながら、日々勉強していきたいと思います。


学生たちは髙木菜那さんの言葉に刺激を受け、いつかオリンピックの大舞台でトップアスリートを支える医療・スポーツ分野のトレーナーを目指します。首都医校では各分野を知り尽くした業界トップの専門家が直接指導し、教科書からだけでは学ぶことができない最新の動向をキャッチできる実践的な学びを今後も提供していきます。

登壇者プロフィール

髙木菜那さん 
1992年7月2日、北海道生まれ。7歳から兄の影響でスピードスケートを始め、全国中学校スケート大会女子1,000mで優勝。高校卒業後は日本電産サンキョーに所属。14年冬季五輪ソチ大会で日本代表に初選出。18年平昌大会では、女子団体パシュートでオリンピックレコード。新採用されたマススタートも合わせて、日本の女子選手初の2冠。22年北京大会では女子団体パシュートで銀メダル、個人1,500mで8位入賞。同年4月5日、現役引退。今後はスポーツの発展のため、講演活動等を積極的に実施していく。


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