経験豊かな特別講師が直接指導「特別講義」

<スペシャルゼミ>埼玉医科大学総合医療センター病院長 堤晴彦先生「本邦における救急医療体制の現状と課題」

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最前線で活躍する特別講師が、専門領域の最新動向を直接講義。首都医校ならではの「スペシャルゼミ」を一部紹介します。

医療費の削減、医療従事者の待遇・労働環境の悪化、訴訟・クレームの増加・・・様々な問題が積み重なり深刻な「医療崩壊」を起こしているといわれている現代日本の医療。そんな現状に真っ向から立ち向かってきた埼玉医科大学総合医療センターの病院長 堤晴彦先生をお招きし、スペシャルゼミを実施しました。

埼玉医科大学総合医療センターは、外来患者数が1日約2,100人という埼玉県有数の総合病院。なかでも高度救命救急センターはドクターヘリを配備し、DMAT(ディーマット※)や国際災害派遣にも取り組むなど、充実した救急医療体制を誇っています。

講義では、救命救急の供給体制整備に尽力し、県境を越え多くの患者さんの命を救ってきた先生が、ご自身の経験談を踏まえながら医療現場の実情をお話くださいました。

「資格があるだけではプロではない。結果を出して初めてプロと言える」という堤先生。医療に対し夢と情熱を持ち続け、並々ならぬ努力をしてきた堤先生の姿に学生たちは心を動かされ、困難に屈することなく仕事に向き合うことの大切さを再認識する機会となりました。

※DMAT(ディーマット)とは
災害の急性期(48時間以内)に活動できる機動性を持った、トレーニングを受けた医療チームのこと。自然災害や大規模な交通事故等の現場で、災害医療の最前線に素早く立ち、救える命を多くすることを目的としています。
DMAT=Disaster Medical Assistance Team(「災害派遣医療チーム」の頭文字)

受講した学生の感想(一部)


■ 救命医の待遇や労働環境の厳しさ、救急医療を行えば行うほど病院が財政難になることなどの実情を、初めて聞いて驚きました。そういった課題に堤先生が真正面から向き合い、改革を実行している経緯を伺うことができ、とても感銘を受けました。


■ 冗談も交えながら気さくな語り口で講義いただき、とてもわかりやすかったです。「救急医療は1日1患者まで」という時代から、堤先生を始め多くの先輩方がどれほど大きく日本の救急医療を進化させたのかを知りました。自分も、プロとして働いていく覚悟についてあらためて考えようと思いました。