経験豊かな特別講師が直接指導「特別講義」

<T.O.L.講義>諏訪中央病院 名誉院長 鎌田實先生 「生きているってすばらしい~絆が大切~」

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現代医療の礎を築いた特別講師が教壇に立ち、学生たちに直接指導するトップ・オピニオン・リーダー(T.O.L.)講義。その貴重な特別講義を一部紹介します。

世界を拠点に多方面で精力的な活動を続けている医師・作家の鎌田實先生をお招きし、「生きているってすばらしい~絆が大切~」をテーマにT.O.L.講義を実施しました。

30代で長野県の諏訪中央病院の院長に就任。「住民とともにつくる地域医療」の最前線に取り組み、脳卒中死亡率の高かった長野県を”長寿日本一の県”へと押し上げた鎌田先生。現在、日本テレビ系列情報番組「news every.」にも毎週木曜レギュラー出演しています。

活動拠点は日本に留まらず、チェルノブイリ原発事故被災者救援のため、25年間で100回を超える医師団の派遣や約14億円の医薬品の支援を行うなど、世界中の医療を求める人々を支援し続けています。

患者さんひとり1人が最期までその人らしい人生をまっとうできるよう、患者さんの夢や思いを尊重した”心”に寄り添う医療を提供してきた先生。「医療従事者は、”心を持った人間”を相手にしていることを絶対に忘れてはならない」と語ります。先生が接してこられた患者さんとの感動的なエピソードや、先生の温かい気持ちが溢れた言葉の数々に心を揺さぶられ、思わず涙ぐむ学生も。これから医療の道を歩んで行く学生たちにとって、大きな糧となる忘れらない貴重な時間となりました。


受講した学生の感想(一部)

■私は今実習で患者さんを受け持たせていただいていますが、入院を強いられ生活が制限されてしまった患者さんに対し、「自分には何ができるのだろう」と悩みながら毎日を過ごしていました。今、自分自身つまずいているからこそ、鎌田先生の思いや言葉はまっすぐに胸に突き刺さりました。視野を広く持ち、患者さんの自己決定を支援できる方法を見つけ、精一杯患者さんに向き合っていきたいと思います。


■並々ならぬ努力を重ねられ、今の鎌田先生があるのだと感じました。たくさんのエピソードは感動するものばかりで、先生と患者さんの間には本当に良い関係が築けていたのだと感じました。”心を元気にする、楽しみをつくる、笑顔でいることで、命にも奇跡が起こる”という言葉には、一生懸命人の心に向き合うことは、時に医療技術を超える力すらあることを感じました。


■「現代医療は技術の発展を目指すあまり、患者さんの思いに心を寄せたケアの提供ができていない」という言葉に心を打たれました。先生が仰っていたように、”相手の身になって考えること”を念頭に置き、患者さんの希望や思いにしっかりと耳を傾け、命のあり方を考えられる看護師になりたいと強く思いました。