経験豊かな特別講師が直接指導「特別講義」

<スペシャルゼミ>神戸百年記念病院 水谷 和郎先生【災害医療の現場から~阪神淡路大震災の記憶~】

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経験豊かな最前線の特別講師が、最新の業界動向を直接講義。大阪医専ならではの「スペシャルゼミ」を一部紹介します。

今回講義いただいたのは、神戸百年記念病院 心臓リハビリテーションセンター長 兼 内科部長、そして日本水泳連盟医科学委員会 医事部委員も務められる水谷和郎先生です。
水谷先生は阪神淡路大震災が発生した時、震災被害の大きかった地域の病院で当直業務をされていました。災害医療の体験を語り継ぎ、備えへの大切さを若い世代へ訴えるため、“生の声”を伝える取り組みを精力的に行われています。

阪神淡路大震災 当日の病院内ビデオから
講義では、当日の院内ER(救急外来)で撮影された貴重な映像を上映しながら、災害医療の様子をわかりやすく説明していただきました。
映像には、実際の現場で多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別する「トリアージ」を行う様子や、医師、看護師、救急救命士、コ・メディカルスタッフが臨機応変に処置をする姿が映されており、学生たちは災害の恐ろしさを再認識することができました。
「災害は他人事ではないこと。明日にでも降りかかりうること。十分に準備しておくこと。よく考えて行動すること。」23年前の教訓を学生ひとり1人が胸に刻んだ講義となりました。

スペシャルゼミを聴講した学生たちの感想(一部)
・患者の重症度を選別し救命の順序を決める「トリアージ」の必要性を改めて学びました。トリアージでは時として厳しい判断をする必要もあり、医療従事者としての判断のむずかしさを感じました。 
・災害時には「正常性バイアス」(自分は大丈夫であると思うこと)をなくし、災害モードに切りかえることが大切であることを学びました。周りの人に影響されて間違った自己判断をしないよう、日ごろから災害時の行動に備えていきたいです。