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将来は、救急隊の隊長として、 一人でも多くの人命を救いたい。

救急・臨床工学分野

今回インタビューを行った佐藤季大さんは、専門学校を卒業後、一度はコンピュータ関連会社に就職するも、「もっと身近で人の役に立てる仕事」に就きたいと考え、転職を決意。消防のなかに救急救命の仕事があることを知ったことがきっかけとなりました。

現在、夢をかなえ救急救命士となった佐藤さんに仕事の魅力を聞いてみました。

人生を決めた1年間。

先輩とともに初めて救急の現場へ同行したときのこと。救急要請があった方は、倒れて意識不明、嘔吐もあるという重症の状態でした。僕は先輩の指示に従い、傷病者の移動などを手伝いましたが、初めての現場出動ということもあり、指示通りに動くことが精一杯で先輩の動きを見る余裕がありませんでした。そのとき、救急救命士にとって傷病者の状態を的確に判断し、行動できる能力と冷静さが、いかに必要か痛感しました。
病院へ無事搬送し終えたときは本当にホッとしたことを今でも覚えています。命に関わる仕事なので責任は重大ですが、人の役に立てることが一番のやりがいだと思っています。

私の学生時代!

入学して驚いたことは、身だしなみや挨拶、規律といった基本を徹底的に教わることです。でも就職して分かったのですが、この仕事にはそうした基本がとても重要。
なぜなら仕事はチームで行います。団体行動をする上で一人のミスは、重大な結果に結びつくこともあるからです。学校での学びで印象深かったのは、「命を救えることは多くはない」ということ。命を救いたいと思って目指した仕事ですが、理想と現実の違いも教えていただき、仕事に対する覚悟、心構えがしっかりできました。病院実習では救急で運ばれた方の体を拭くといった手伝いも経験。知識だけでなく、仕事への姿勢、患者さんへの接し方など、多くを学べた3年間でした。

後輩への応援&アドバイス

消防の仕事は3つに分かれています。消防活動を行う「警防」、人命救助を行う「救助」、そして緊急を要する傷病者に救急車内で救命処置を行う「救急」です。
各消防本部で勤務形態は違うと思いますが、僕の勤務する消防本部では、最初の数年は誰でも消防活動に携わります。救急救命士として「救急」の仕事に就くのはその後。時には、「警防隊」としての訓練や仕事がきつく思うことがあるかもしれません。でも、消防士としての仕事を知っていることが基本だと思うので、経験を積み重ねて最終目標である「救急救命士」を目指して頑張ってほしいと思います。

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愛知県一宮市消防本部勤務/救急救命学科/2011年3月卒

佐藤 季大

専門学校を卒業後、一度はコンピュータ関連会社に就職するも、「もっと身近で人の役に立てる仕事」に就きたいと考え、転職を決意。消防・医療・介護の分野で将来の仕事を模索。消防のなかに救急救命の仕事があることを知り、再進学を決意。
卒業後、救急救命士として一宮市消防本部に入職。「“人命を救う仕事につく”という明確な目標があったので、学生生活は本当に充実していました。現在も“早く先輩のような救急救命士として活躍する”という目標があるので、努力あるのみです!」と話す。