News |

利用者さんにとって、一番頼れる存在になりたい。

福祉分野

もともと他分野の大学で学んでいたところ、福祉職に興味を持ち「やるからには真剣に勉強したい」と、じっくり学べる首都医校に再進学。
現在は夢をかなえて特別養護老人ホーム プレーゲ本埜で介護福祉士として活躍する卒業生の土肥早百合さんに、現在の仕事についてインタビューを行いました。


―現在の仕事内容について教えてください

特別養護老人ホームで利用者さんの日常生活の介助を行っています。食事や排泄などの介助はもちろん、簡単な体操や歌といったレクリエーションを通じて、利用者さんに快適な生活を楽しんでいただけるようにするのが私の役割です。

現在は4名の利用者さんを担当させてもらうようになっています。担当の利用者さんにとって、生活のなかで最も接する時間が多いのが私。その責任を自覚し、何かと頼れる存在になりたいと思っています。

そのためには相手を知ることから始めなければなりません。首都医校で学んでいた頃、先生から「利用者さんの話を傾聴すること」と再三注意されました。現場にいる今、その大切さがよくわかります。

―仕事上の喜びは何ですか

利用者さんとのコミュニケーションがうまくできたとき、自分のしたことで喜んでもらえたときですね。たとえばこんなことがありました。甘いジュースが好きだと思っていた方が次第に口をつけなくなった。それで塩分制限に気を配りながらもスープを出してみたらすごくいい笑顔を見せてくださったのです。

このように、利用者さんは必ずしも要望をはっきり伝えてくれるわけではありません。いかに私たち介護福祉士が、自分で感じて動くかが大切で、この積み重ねひとつ一つが利用者さんとの関係をつくっていくのだと思います。

―この施設に就職したいと思った理由は何ですか

この施設は、学生時代の実習先なんです。学生最後の実習で、自ら考え、自活的に動くというテーマを掲げて臨んだものの、満足いく結果ではなく、職員からも厳しい評価をいただきました。そのとき、この施設ならもっと成長できるのではと思ったのが入職の動機です。

当施設には『ブラザー&シスター制度』といって、先輩職員が後輩を指導したり、悩みなどの相談に乗ったりすることが制度化されています。入職2年目の私は3年目の先輩に様々な指導をしていただくと同時に、1年目職員の〝お姉さん〞も務めます。後輩とのそうしたかかわりは、私自身の勉強にもなっています。

―これからの目標を教えてください

利用者さんにとって一番頼れる存在になることを目指しています。単にやさしい人というだけではなく、「この人なら希望をかなえてくれる。話してみてよかった」と思われる介護福祉士になれるよう成長していきたいですね。

現場にいて日々感じるのは、介護福祉士はまだまだ足りないし、これからも社会に必要とされる仕事だということ。
人間が相手だけに、ゴールのない仕事ですが、これからもこの仕事を続けていきたいと思います。

※卒業生会報誌「i(アイ)」16号(2013年11月発刊)掲載記事