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独立開業を果たせた、恩師との出会い。

東洋医学分野

整骨・鍼灸治療 大丸堂(独立開業)
はり師・きゅう師、柔道整復師 粂川 博紀(2012年卒)

土木業界の営業職から鍼灸師へ。全く異なる世界への門出をサポートしてくれたのは、首都医校で出会った先生でした。そんな恩師との出会いや自身の成長について、独立開業を果たした粂川さんに伺います。

—はり師・きゅう師を目指したきっかけはなんですか?
きっかけは父親の病気。何かできることはないかと考えました。

元々、家業だった土木建築業を継ぐつもりで建設業界に就職しました。しかし、営業職として色々なことを経験させてもらっている最中に父親が肝臓がんに。病魔と闘う父を見て芽生えたのは「何か自分にできることはないか」という気持ちでした。そんな時に出会ったのがはり・きゅうや柔道整復という身体の内なる部分に着目した東洋医学の世界。父親はすでに他界してしまいましたが、当時芽生えた気持ちは今でも変わりありません。自分にできることを見つけ、提供すること。そして、身体のことを隅々まで理解し、知識と技術で痛みと闘う人を手助けすること。その気持ちを軸に、これからも精進していきたいと考えています。

—首都医校で学んで良かったこと、印象に残っていることはなんですか?
業界の権威と呼ばれる先生との出会いで、すべてが変わった。

首都医校では、数えきれないほど多くのことを学ばせてもらいました。特に印象深いのは、恩師である森川先生との出会いです。現在も首都医校で活躍されていますが、森川先生がいたからこそ今の私があると言っても過言ではありません。知識、技術、向上心など、はり師・きゅう師に必要なものはすべて、この森川先生から学ばせていただきました。首都医校では、そんな先生の一挙一動からあらゆることを吸収できたので、今でも非常に感謝しています。私が独立開業できたのも、恩師との出会いがあったからこそだと思います。

—はり師・きゅう師として成功していくための第一歩はなんだと思いますか?
実技授業が充実している環境で、まずは先生の真似をして、失敗して、怒られる。それが何よりの近道。

学生時代は座学も非常に重要ですが、実習に力を注ぐことは特に効果的だと思います。実際、首都医校では、これでもかというほど実技授業に力を入れています。ぜひ一度、先生たちの知識や技を目の当たりにしてみてください。そして、できる限り真似してほしい。もちろん最初は失敗します。そして怒られます。しかし、怒られて伸びるなんて儲けものではないでしょうか。まして首都医校のような業界の権威と呼ばれる方々が指導をしてくれるなら尚更だと思います。私が出会った先生以外にも、首都医校には名人と呼ばれる鍼灸のエキスパートたちがたくさん在籍しています。そんな先生方にできる限り近づいて、色んな技を吸収するのが成長への近道だと思います。