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リハビリ分野

池田麻衣子

2013年卒
言語聴覚士

患者さんと一緒にどうしたらもっと良くなるかを考えていけるこの仕事は、楽しくて奥深い。

―患者さんとの人間的な関わりを大切にできる言語聴覚士になりたい。―

現在、私は病院の回復期病棟で働いています。患者さんのほとんどは、脳血管障害により、言語やコミュニケーション、嚥下等に何らかの障害を抱えている方なので、今後の生活を上手く送っていけるかどうかと回復状況は、密接に関係します。そう考えると、セラピストの役割はとても大きなものですし、リハビリの方法や患者さんとの関係作りで悩むことも沢山あります。しかし、日々患者さんと共に悩みを共有し、どのようにしたらもっと良くなるかを一緒に考えていけるこの仕事は、とても楽しく奥深いと感じています。
単に“セラピスト”と“患者”という関係性ではなく、患者さんとの人間的な関わりを大切にできる言語聴覚士、そして「この人に出会えて良かった」と思ってもらえるような言語聴覚士になりたいと思っています。

―くじけそうになった時でも先生と仲間が支えてくれた学生時代。今でも大切な存在。―

在学時もっとも印象深いことは、本気で指導してくださる先生と本気で言語聴覚士を目指し、共に励まし合える多くの仲間と出逢えたことです。言語聴覚士の資格取得のための勉強を2年間で行うというのは、本当に大変です。課題・レポートの多さや実習の大変さにくじけてしまいそうになることもありましたが、いつも心の支えになっていたのは、厳しくも温かく見守り、指導して下さる先生方と、悩みを共有し合い励まし合える仲間の存在でした。卒業しても、あの時一緒に様々なことを乗り越えてきた人たちは、今でもずっと私にとって大切な存在であり、仕事をしていく上での励みとなっています。