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救急・臨床工学分野

佐藤季大

2011年卒
救急救命士

将来は、救急隊の隊長として、一人でも多くの命を救いたい。

一宮市消防本部に入職し、先輩とともに初めて救急の現場へ同行したときのこと。救急要請があった方は、倒れて意識不明、嘔吐もあるという重症の状態でした。僕は先輩の指示に従い、傷病者の移動などを手伝いましたが、初めての現場出動ということもあり指示通りに動くことが精一杯で先輩の動きを見る余裕が全くありませんでした。そのとき、救急救命士にとって傷病者の状態を的確に判断し、行動できる能力と冷静さが、いかに必要か改めて痛感しました。病院へ無事搬送し終えたときは本当にホッとしたことを今でも覚えています。

学生時代は身だしなみや挨拶、規律といった基本を徹底的に指導いただきました。当時は厳しいと感じていたことも、今になってこの仕事はそうした基礎がとても重要だと思っています。なぜなら仕事はチームで行うから。団体行動をするうえで、一人のミスが重大な結果に結びつくこともあります。学生時代に先生からいただいた言葉で印象に残っているのは、「命を救えることは多くはない」ということ。命を救いたいと思い目指したこの仕事。仕事に対する覚悟、心構えがしっかりできた、今でも忘れられない言葉です。