美容医療をもっと世の中に浸透させていきたい
小村 未奈美さん
水の森美容外科 勤務
看護師
高度看護保健学科 2015年卒業
行動の源泉は「美」への愛情という小村さん
凛とした佇まいに優しさが滲み出ている
―美容分野はいつ頃から目指していましたか。
看護師を目指したときから、美容医療に携わりたいと考えていました。仕事はとても楽しく、注入系からフェイスリフトのような大きな施術まで、術後には本当に違いが実感できます。患者様がどんどんキレイになっていく場に立ち会えるのは大きな喜びであり、患者様とともに幸せを感じられる仕事だと思っています。
―お仕事の中身を教えてください。
看護師としての役割は、患者様対応、手術介助、診療補助、薬剤発注管理などです。手術の円滑な進行はもちろん、安心してご手術を受けていただけるよう、常に笑顔で患者様に寄り添い、不安を取り除くような関わりを大切にしています。
同時に管理職も務めており、副部長として名古屋院と大阪院の2店舗を管理しています。副部長の大切な仕事の一つに採用活動があります。たった一人の人材でも院の雰囲気に影響することに加え、スタッフが働きやすい環境を整えるためには、過不足のない人員配置を行う必要があります。人手が足りずにスタッフが疲れてしまうと患者様に伝わりますので、それは避けなければなりません。
―患者さんのどんな反応が嬉しいですか。
「水の森が良かった」と、リピーターとして来院いただけたときは特に嬉しいですね。私個人ではなく、当院全体を認めてもらえることに喜びを感じます。今、美容業界には数多くの選択肢があり、それぞれ特色も違います。その中で選ばれる院になるために、看護師全体の質を上げ、顧客満足度の向上を図っていくのは管理職の大切な役割です。
―コロナ禍の影響はいかがでしたか。
この社会情勢で開院すべきかどうかの議論もあったのですが、コロナ禍で需要が増え、それにお応えするほうを選びました。コロナ禍ではマスクを着ける上に、リモートワークが増えて人と接することも減るので、この機会を捉えてご手術をされる方が多かったのです。コロナ禍の影響で経営が厳しくなるところも少なくなかった中、当院にとっては繁忙期となり、経営的にはプラスでした。もちろん、患者様とスタッフを守るための感染対策は徹底して行っていました。
―これからの目標を教えてください。
綺麗とは外見だけでなく内面の美も大事であり、心が豊かでないと内面の美も手に入れることはできません。美容外科を通して外見の美は当然として、そこから来る内面の美も引き出していくお付き合いをしていきたいと思います。
美容医療は昨今、男性の方や親権者様の同意があれば16歳以上の方でも受けられるようになり、その意味では身近になりつつあります。それでもまだ多くの人にとって、日常とはかけ離れた医療という位置づけではないでしょうか。私は美容医療をもっと世の中に浸透させ、美容院やネイルサロンと同じ感覚で堂々と受けられる施術にしたいと考えています。
そのためにも、まず目の前の患者様おひとりお一人に対してしっかりと向き合い、また来たいと思っていただける施術と接客を提供していきます。「水の森に行けば答えが見つかる」と言っていただける院であり続けたいと思います。
▲母校の後輩である堀 遥奈(2016年卒業)さんも同じ職場で活躍
Profile
水の森美容外科 勤務
看護師
高度看護保健学科 2015年卒業
卒業後、一般病棟で経験を積み、当初からの希望であった美容外科へ。看護師を務めながら副部長として名古屋と大阪を往復する多忙な日々。保健師資格も保有。